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黒船の世紀 <外圧>と<世論>の日米開戦秘史

1,408円(税込)
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発売日2017年11月25日
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  • ISBN コード : 9784044003326
  • サイズ :文庫判    総ページ数: 592
  • 商品寸法(横/縦/束幅): 105 × 149 × 21.0 mm
  • ※総ページ数、商品寸法は実際と異なる場合があります

忘れられた数多の「日米未来戦記」から読み解く、異色の日米開戦秘史。

〈ハワイへの奇襲攻撃〉も〈東京への空襲〉も〈日本の敗戦〉も、すべては予言されていたものだった――。日露戦争以後、日米で多数出版された「日米未来戦記」。もはや忘れられた存在となった作品群と膨大な周辺取材から、日本人を襲った黒船以後の〈外圧〉や、戦争を後押しした〈世論〉を読み解き、戦争に至る空気がいかに醸成されたのかを炙り出す。作家・猪瀬直樹の不朽の大作。解説・苅部直(政治学者・日本政治思想史)

著訳者プロフィール

●猪瀬 直樹:作家。1946年長野県生まれ。87年『ミカドの肖像』で第18回大宅壮一ノンフィクション賞。2002年6月小泉純一郎首相の下で道路公団民営化委員に就任。07年6月石原慎太郎東京都知事の下で副知事に就任。12年に東京都知事に就任、13年12月辞任。現在、日本文明研究所所長、大阪府市特別顧問。主著に『昭和16年夏の敗戦』『天皇の影法師』(以上、中公文庫)『道路の権力』『道路の決着』(以上、文春文庫)、『猪瀬直樹著作集 日本の近代』(全12巻、小学館)がある。近著に『東京の敵』(角川新書)『民警』(扶桑社)。

目次

 まえがき──復刊にあたって

プロローグ

第1部 太平洋へ向かうベクトル

第一章 外圧と薄幸の異端児
第二章 『次の一戦』の結末
第三章 「リー将軍」の冒険
第四章 忍びよる黄色い影法師
第五章 平和は美しいか醜いか

第2部 日米未来戦記の流行

第六章 欧州の荒野に立ちて
第七章 戦争は最大の冒険なり
第八章 あるスパイの回想
第九章 英国人の『太平洋大戦争』
第十章 強い日本を求める空気

第3部 物語と現実の交錯

第十一章 東京大空襲を予知して
第十二章 戦争を知らない作家の登場
第十三章 ニューヨークで聞いた「怪談」
第十四章 なぜ真珠湾なのか
第十五章 オレンジ色の作戦

エピローグ

参考文献

解説  苅部 直