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教養が身に付いている人は、勉強法が身に付いている。一生ものの知性を!!
変化は、知性ある者しか読めない。教養が身に付いている人は、勉強法が身に付いている。
一生ものの知性をこの手に!!
いま、国際社会は危機的な状況にある。
構造転換に入った世界の中で、多くの人は何が事実に基づき、何が印象操作に過ぎないのか判断がつかず、混乱している。
動乱する世界の中、<情報>の洪水に溺れずに生きるためには、インテリジェンスが必要となる。
その基礎から解説し、分析を真に支える教養とは何か、そして物事の全体像をつかむ知性をいかに身に付けるか、
その勉強法を具体的に示す。
情報の洪水を呑み込むインテリジェンス!!
■ウィキペディアは百科事典の代わりにならない
■メタの立場を見出せずに行き詰まると戦争になる
■謀略とは、実力以上の力を持っていると誤認させること
■基礎教育、中等教育レベルが国家の基礎体力を決める
■キンドルは二冊目を入れればいい
■放送大学の使い方
■ロシア語の達人の先輩からのアドバイス
■自分がどのような場にいるかという知識、それが前提だ
■新聞読みのうまい人から技法を盗む
■アンカーとしての古典をつくる
■数学に関する自分の欠損をしっかりと見てほしい
■実用文法はオックスフォード大学出版局が買い
■よろしくない自己啓発本や勉強本
■プライドを一回括弧の中に入れる、秘密のノート
■身に付けないといけないのは、歴史の知識
■教養に欠けた議論は一代限りにしかならない
etc.
危機を直視できるようになると、世の中が少し暗く見えるかもしれない。
しかし、暗さは暗いと認識して初めて、明るくするための現実的方策を考えられるのだ。
※本書は『危機を覆す情報分析』(角川書店、2016年)を新書版として改題し、加筆修正したものです。
著訳者プロフィール
目次
まえがき
第一講 <情報>とは何か
物語が欲しいから陰謀論に飛びつく/重要なのは基礎知識/暗殺ほど人道的な政治変革はない?/
いい情報だね」で終わってしまった特ダネ/チェチェン連邦維持派は、ロシアと殺し合いをした連中だ/インテリジェンスブリーフ etc.
第二講 スパイとは何か
国家機能が各国で強まっている/ウィキのレベルが高い国は、義務教育の教科書レベルが高い
謀略とは、実力以上の力を持っていると誤認させること/メタの立場を見出せずに煮詰まると戦争になる/
資本主義には無理がある。だからイデオロギーが必要になる etc.
第三講 勉強とは何か
外国語は語彙と文法。ただし一定の時間がかかる/放送大学の使い方/
ロシア語の達人の先輩からのアドバイス/カネを払うということは重要である/基礎教育、中等教育レベルが国家の基礎体力を決める etc.
第四講 教養とは何か
自分がどのような場にいるかという知識、それが前提だ/新聞読みのうまい人から技法を盗む/教養にいたる、穴埋め作業
プライドを一回括弧の中に入れる、秘密のノート/二つ、アンカーとしての古典をつくる/身に付けないといけないのは、歴史の知識/
ウィキペディアは百科事典の代わりにならない/教養に欠けた議論は一代限りにしかならない etc.
あとがき
主要参考文献一覧