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発掘されたハバロフスク裁判の記録、新資料で浮き彫りになる731設立の謎
戦時中、旧満州で密かに細菌兵器を開発し実戦で使用した731部隊。終戦直後、旧ソ連で行われたハバロフスク裁判の音声記録をNHKが発掘。20時間を越える記録は、部隊中枢メンバーが、国防や国益のためとして細菌兵器を開発した実態、そして旧満州で日本に反発していた中国や旧ソ連の人々を「死刑囚」とし、細菌兵器開発の「実験材料」として扱っていた実態を克明に語る。さらに、元隊員の資料や当時の学術界の膨大な記録から、軍だけでなく学術界からも多くの研究者が部隊に参加していた実態が浮かび上がる。満州事変以降、学術界が軍と関係を深めていった過程、そして日本軍が旧満州で反発する人々を死刑にすることについて世論の支持が高まる中で「死刑囚」を研究に活用する動きが相次いでいた実態も明らかになってきた。731部隊はどのようにして生まれ、医学者たちはどう関与していったのか。数百点にのぼる資料をもとに731部隊設立の謎に迫る。著訳者プロフィール
目次
第1章 731部隊とはどういう部隊なのか
第2章 幻の音声テープから浮かび上がる731部隊の実態
第3章 裁判の裏で繰り広げられた米ソの攻防
第4章 音声記録から見えてきた実態と真実
第5章 人体実験はこうして始まった
第6章 学術界はどう結びついていったのか
第7章 人体実験を主導した医学者たち
第8章 満州は「人体を使用するのに都合のいい場所」
第9章 細菌兵器 使用の実態
第10章 少年隊員と731部隊のシステム
第11章 ある部隊幹部の素顔
第12章 731部隊が問いかけるもの
終 章 隊員が残した最期のメッセージ