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興福寺の貫首が伝授! 仏との新しい出会い方とは。
仏教の基礎から始まり、仏教はなぜ「かたち」を重視するのか、さまざまな「仏像のみかた」を易しく読み解く。仏像を見るということは仏像(仏眼)にみられることであり、「みられている」という感覚が「見守られている」という身体感覚に変われば、それが究極の仏との出会い方である。仏像を「私がみる」だけで終わるのではありません。実はその一方で、必ず「その仏像にみられてもいる」のです。こうした「みる・みられる」という双方向の関係性に気づき、そして、そんな間柄を深めていけば、終には、その仏(像)に「見守られている」という身体感覚が養われていくでしょう。――「はしがき」より
著訳者プロフィール
目次
第一章 仏教と仏像
第二章 仏教のココロとカタチ――真実と方便
第三章 仏教美術としての仏像
第四章 仏像をみる
付録
鎌倉期の法相教学の展開
仏頭 ――その宗教性吟味のための覚書