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縄文人の死生観

792円(税込)
発売日2018年06月15日

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  • ISBN コード : 9784044004088
  • サイズ :文庫判    総ページ数: 192
  • 商品寸法(横/縦/束幅): 105 × 149 × 7.5 mm
  • ※総ページ数、商品寸法は実際と異なる場合があります

現代人と縄文人、意外と似ている? 回帰と再生の思想をよみとく墓の考古学

土器に納められた生後間もない赤ちゃんの遺体。妊娠線が刻まれた臨月の女性土偶。抱きあって合葬された親子の墓。顔にイヌを乗せて埋葬された女性――。縄文の墓や遺物は、精一杯の生を送り、ときに病魔や死の恐怖と闘った何千年も昔の人びとの姿を雄弁に物語る。そしてその背後に広がる、自然や母胎への回帰、再生をめぐる死生観とは? スピリチュアルブームや散骨葬など、現代日本人の死のあり方をも照らし返す、墓の考古学。

*『生と死の考古学 縄文時代の死生観』を改題し文庫化したものです。

著訳者プロフィール

●山田 康弘:1967年、東京生まれ。国立歴史民俗博物館研究部教授。先史学者。専門は縄文・弥生時代の社会(墓制、祭祀、生業居住形態など)。筑波大学第一学群人文学類卒業後、筑波大学大学院博士課程歴史人類学研究科中退、博士(文学)。主な著書に『人骨出土例にみる縄文の墓制と社会』(同成社)、『老人と子供の考古学』(吉川弘文館)、『つくられた縄文時代』(新潮選書)など。

目次

 まえがき──墓を研究するということ
 プロローグ──発掘調査の現場から
第一章 縄文時代の墓とその分析
第二章 土中から現れた人生──ある女性の一生
第三章 病魔との戦い──縄文時代の医療
第四章 縄文時代の子供たち──死から生を考える
第五章 縄文の思想──原始の死生観
 エピローグ
 文庫版あとがき