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忍者の精神

1,870円(税込)
発売日2019年05月24日
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  • ISBN コード : 9784047036598
  • サイズ :四六判 変形   総ページ数: 200
  • 商品寸法(横/縦/束幅): 127 × 190 × 11.5 mm
  • ※総ページ数、商品寸法は実際と異なる場合があります

忍術書に書き記された「忍」の精神とは?

「忍術を志す者は、毛頭も私欲のために忍ぶことなく、また無道の君主のために謀ることはしてはならない―」。今日では、奇術や卓越した身体能力で注目されることの多い忍者だが、根幹となる精神性がなければ見せ物と変わらなくなってしまう。忍術を「道」に高めるために必須な精神とはいったい何だったのか。『万川集海』ほか、貴重な忍術書を具体的に読み解き、誰も知らなかった忍者が忍者たる核心に迫る初めての書。


【目次】
第一章 「忍び」の定義
忍術の起源
「忍」の意味
「忍」の一字
五忍
忍びの職務
忍びに必要な要素
忍びに定まる形なし
忍術の本質

第二章 孫子の兵法と忍術
『孫子』のもつ重要性
日本における『孫子』の受容
『孫子』「用間篇」
忍びによる『孫子』「用間篇」の理解
『孫子』解釈の展開

第三章 「正心」とは
「正心」という語
忍術書の「正心」
仁義忠信
義盛百首にみる心得
自己の統制
忍びの身持

第四章 忍びの立場と心得
主君と忍び
陽忍と陰忍
存在を消す
心の中に忍び込む

著訳者プロフィール

●山田 雄司:1967年静岡県生まれ。1991年京都大学文学部史学科卒業。亀岡市史編さん室を経て、1998年に筑波大学大学院博士課程歴史・人類学研究科史学専攻(日本文化研究学際カリキュラム)修了、「崇徳院怨霊の研究」で学術博士。その後三重大学人文学部で教鞭をとり、2011年より教授。専門は日本古代・中世信仰史。