経済学 下巻

経済学 下巻

編著: 宇野 弘蔵
著者: 大島 清
著者: 大内 力
1,056円(税込)
発売日2019年05月24日

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  • ISBN コード : 9784044004385
  • サイズ : 文庫判 総ページ数: 256ページ
  • 商品寸法(横/縦/束幅): 105 × 149 × 9.8 mm
  • ※総ページ数、商品寸法は実際と異なる場合があります

宇野理論を知らなければ資本主義は理解できない。必読にして最良の教科書!

「宇野は、マルクス経済学とマルクス主義経済学を区別した。マルクス主義経済学は、資本主義から社会主義への転換は必然であるとする、唯物史観というイデオロギーによって革命に資する経済学を構築する試みだ。これに対してマルクス経済学は、アダム・スミス、デービッド・リカードら、古典派経済学を批判的に継承したカール・マルクスが、『資本論』で展開した理論を基礎にして資本主義の内在的論理をとらえる体系知(Wissenschaft、科学)である、というのが宇野の主張だ。」
――佐藤優氏(解説より)

我々を取り巻く資本主義社会。経済学はその構造を解明するべく発展してきた。
経済学の基礎だけでなく、、資本主義の理解には必須の宇野理論をも学べる不朽の入門書。
下巻では、上巻で解説された原理論、段階論と経済学説史を踏まえ、
マルクスの経済学の解説から入り、現状分析となる日本経済論が展開される。

※本書は1956年3月(上巻)、4月(下巻)に角川全書から刊行された作品を復刊し、図表を再作成し、解説を加えたものです。
下巻の底本には1965年の第13版を使用しました。

著訳者プロフィール

●宇野 弘蔵:1897年、岡山県に生まれる。1921年、東京帝国大学経済学部卒業。ドイツ留学を経て、東北帝国大学助教授に着任。その後、東京帝国大学教授、法政大学教授などを歴任し、1977年、死去。経済学博士。マルクス主義経済学を専門とし、その独創的な資本論読解により宇野学派と呼ばれる学派を形成した。
●大島 清:1913年、北海道生まれ。東北帝国大学卒。東京教育大学(筑波大学)教授、帝京大学教授をつとめる。金融論、経済原論に傾注した。1994年に死去。
●玉野井 芳郎:1918年、山口県生まれ。宇野弘蔵にまなぶ。東北帝国大学卒、ハーバード大に留学。近代経済学を研究し、エコロジーを重視した広義の経済学を提唱した。東大、沖縄国際大、明治学院大の教授をつとめる。1985年に死去。
●大内 力:1918年、東京都生まれ。東京大学卒。マルクス経済学の理論と経済政策を専門とし,宇野弘蔵理論を基礎にとくに農業問題に傾注した。東京大学教授、信州大学教授をつとめる。2009年に死去。マルクス経済学労農派の大内兵衛は父。

目次

第一部は宇野弘蔵と大島清、第二部は玉野井芳郎、第三部は大内力が担当し、全体を宇野弘蔵が調整している。

【上巻】

はしがき
序論

第一部 資本主義の発達と構造
第一章 封建社会とその崩壊
第二章 資本主義の発生
第三章 資本主義社会の確立
第四章 後期資本主義への転化

第二部 経済学説の発展
第一章 序説
第二章 一七世紀の経済学
第三章 一八世紀の経済学
第四章 古典経済学の確立とその解体

解説 佐藤優

【下巻】

第五章 カール・マルクス
第六章 歴史学派および現代の諸学派

第三部 日本資本主義の諸問題
第一章 日本資本主義発達史の概要
第二章 日本資本主義の構造と問題

解説 佐藤優
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