豊かさ幻想 戦後日本が目指したもの

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豊かさ幻想 戦後日本が目指したもの

著者: 森 正人
1,870円(税込)
発売日2019年03月28日
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  • ISBN コード : 9784047036697
  • サイズ : 四六判 総ページ数: 304ページ
  • 商品寸法(横/縦/束幅): 127 × 190 × 16.5 mm
  • ※総ページ数、商品寸法は実際と異なる場合があります

高度経済成長の「神話」は終わったと言えるのか?

「幸福な暮らし」とは何だろう。昭和どころか平成すらも終わろうとしている今、戦後の占領期の、「開発すれば、大規模なイベントをすれば、遮二無二働けば豊かになる」という考え方が再び頭をもたげているようにも思われる。アメリカ博覧会、国土開発プロジェクト、公害などの歴史をひもとくことで、開発、発展、生産性という言葉が、日本において豊かさや幸福とどのように結びつけられてきたのか、その来歴を考え、現代への警笛を鳴らす。

【目次】
序 章 「豊かさ」の夢
第二章 アメリカ的な豊かさと展示される事物―空間の地政学
第三章 国土開発、産業化と豊かさへの確信―空間の文化・政治・経済学
第四章 道路開発と豊かさへの幻想―国土空間のネットワーク化と物質化
第五章 性と生―家族計画と身体空間への介入
第六章 物質的豊かさと収奪される身体空間
第七章 港都四日市の輝ける未来と公害―イデオロギー装置としての風景
第八章 豊かさという幻想の虚構性(から目覚める)
終 章 「昭和」を終わらせる力に抗して

著訳者プロフィール

●森 正人:1975年、香川県に生まれる。2003年関西学院大学大学院博士課程修了、関西学院大学博士(地理学)。三重大学助教授を経て、07年より同大学准教授。専門は文化地理学。視覚文化の研究をテーマとしている。
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