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この日のために 上 池田勇人・東京五輪への軌跡

704円(税込)
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発売日2019年07月24日
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  • ISBN コード : 9784041077894
  • サイズ :文庫判    総ページ数: 288
  • 商品寸法(横/縦/束幅): 105 × 149 × 10.8 mm
  • ※総ページ数、商品寸法は実際と異なる場合があります

逆境をバネに大事業に挑んだ二人の男!

広島県の造り酒屋に生まれた池田勇人は、大蔵省に入って5年目に「落葉状天疱瘡」という難病に罹り、退転を余儀なくされた。絶望の底に叩きつけられた池田だったが奇跡的に同省へ復職。主税局長、次官と上り詰めたのち、政治の世界へ身を投じる。時を同じく、新聞記者で水泳指導者としても活動する田畑政治は、幻のオリンピックを再び東京で開催しようと決意。やがて二人の人生は「この日」に向かって収斂し始める――。

著訳者プロフィール

●幸田 真音:1951年生まれ。米国系銀行や証券会社で、債券ディーラーなどを経て、95年『回避(ザ・ヘッジ)』(文庫版は『小説ヘッジファンド』と改題)で作家に。2000年に発表した『日本国債』は日本の財政問題に警鐘を鳴らした作品としてベストセラーなる。作品はほかに『あきんど 絹屋半兵衛』『財務省の階段』『ナナフシ』『大暴落 ガラ』『人工知能』など多数。テレビやラジオでも活躍し、政府税制調査会委員など数多くの公職も歴任。『天佑なり 高橋是清・百年前の日本国債』にて第33回新田次郎文学賞を受賞。