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平成批評 日本人はなぜ目覚めなかったのか

946円(税込)
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発売日2019年04月10日
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  • ISBN コード : 9784040822945
  • サイズ :新書判    総ページ数: 208
  • 商品寸法(横/縦/束幅): 108 × 173 × 9.6 mm
  • ※総ページ数、商品寸法は実際と異なる場合があります

国家に向き合うことを放棄した日本人とその時代の本質に迫る!

――平成時代の始まりに、最初に取り上げたテーマが、日本にとっての「近代」でした(本文より)

しかし、日本にとっての近代を終焉させるため、日本がしなければならなかった環境づくりは、平成が終わろうとする今に至るまで叶うことはなかった。

戦後から現在に至るまで、「思考停止」に陥った日本人は近代を超克することもないまま、かろうじて生き延びてきた。もっともそれは、現在の世界を形成している近代的世界システムが終わりを迎えようとしているからに過ぎない。

では、私たち日本人は平成という時代をどのように生きてきたのだろうか。

透徹した眼差しで時代を喝破してきた稀代の評論家が、自身の活動とともに激動の31年間を振り返る。次代をより良く歩むために知っておくべき「平成」とは何か。

著訳者プロフィール

●福田 和也:1960年東京生まれ。慶應義塾大学文学部仏文科卒。同大学院修士課程修了。慶應義塾大学環境情報学部教授。1989年、『奇妙な廃墟‐フランスにおける反近代主義の系譜とコラボラトゥール』(国書刊行会)を刊行し、文筆家としての活動を開始。1993年、『日本の家郷』(新潮社)で三島由紀夫賞を受賞。『甘美な人生』(ちくま学芸文庫)で平林たい子文学賞、『地ひらく‐石原莞爾と昭和の夢』(文春文庫)で山本七平賞、『悪女の美食術』(講談社文庫)で講談社エッセイ賞を受賞。

目次

第一章 平成の始まりに問われていたこと
第二章 幼稚化した日本人と国家
第三章 日本人に必要な教育とは
第四章 村上春樹と平成の文学
第五章 「罰あたりパラダイス」を通して見た世相
第六章 去りゆく風景、去りゆく人々
第七章 総理の値打ち・最終版
第八章 平成の天皇
第九章 新しい世界の形