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同調圧力
9784040823027
同調圧力
著者:
望月 衣塑子
著者:
前川 喜平
著者:
マーティン・ファクラー
924
円(税込)
発売日
2019年06月08日
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ISBN コード : 9784040823027
サイズ :新書判 総ページ数: 256
商品寸法(横/縦/束幅): 108 × 173 × 11.8 mm
※総ページ数、商品寸法は実際と異なる場合があります
暗黙のルールを軽快に打ち破る著者たちが、息苦しい社会に一石を投じる
【目次】
第一章 記者の同調圧力 望月衣塑子
1 質問を妨げられる記者会見
国会でのレッテル貼り
申し入れ書という名の締め出し
2 記者と同調圧力
抜くか抜かれるか
削られた8行
君らの背後にいる国民に向けてオレは話しているんだ
ジャパンタイムズの変節
3 同調圧力に屈しない人々
真冬の撮影
映像の強さ
伊藤詩織さんとの再会
第二章 組織と教育現場の同調圧力 前川喜平
1 何もしないという同調圧力
遅れず、休まず、働かず
外国人のための日本語教育政策の振り揉め
省庁としてのワンボイス
2 道徳教育が生み出す同調圧力
前任者から引き継ぐ時限爆弾
面従腹背に徹し切れなかったとき
道徳の教科化への憂慮
同調圧力を教える教材
3 真に自由な人間に同調圧力は無力だ
新自由主義はなぜ排外主義に向かうのか
答えは自分で見つけるしかないと悟った高校時代
多感な10代の自問自答が自分のなかの座標軸をつくる
第三章 メディアの同調圧力 マーティン・ファクラー
1 アメリカの報道はスクープ報道から調査報道へ
戦争を招いてしまった大誤報
なぜ特ダネをもらえたのかを考える
2 日本メディアに危機感がない理由
オバマ大統領の圧力
日本の新聞社は不動産業だ
Iを主語にした新聞記事
3 信頼できるメディアが道しるべに
記者クラブというカルテル制度
談合的に生み出される記事
朝日新聞の残念な撤退
心地いいポチに戻る
巻末付録 座談会 同調圧力から抜け出すには
薄れてしまった記者たちの危機感
日本の報道は天国?
個人ネタをリークする機関とは
人事の前で口を閉ざさざるを得ない
菅官房長官が一元管理する役人の人事
究極のKY力
著訳者プロフィール
●望月 衣塑子:1975年、東京都生まれ。東京・中日新聞社会部記者。慶応義塾大学法学部卒業後、東京新聞に入社。千葉、神奈川、埼玉の各県警、東京地検特捜部などで事件を中心に取材する。2004年、日本歯科医師連盟のヤミ献金疑惑の一連の報道をスクープし、自民党と医療業界の利権構造の闇を暴く。経済部記者などを経て、現在は社会部遊軍記者。防衛省の武器輸出政策、軍学共同などをメインに取材。著書に『武器輸出と日本企業』(角川新書)、『武器輸出大国ニッポンでいいのか』(共著、あけび書房)。二児の母。
●前川 喜平:1955年、奈良県生まれ。東京大学法学部卒業後、文部省入省。大臣官房総括審議官、初等中等教育局長などを経て、2016年6月より、文部科学事務次官。2017年1月、いわゆる天下り問題で引責辞任、退職。5月22日、読売新聞で「文科省在職中に出会い系バーにかよっている」と報じられた。同25日には、加計学園による獣医学部の新設問題で、「公平公正であるべき行政のあり方がゆがめられたと思っている」などと記者会見を行った。現在は各地での講演や夜間中学のボランティアで多忙な日々を過ごす。
●マーティン・ファクラー:1966年、アイオワ州生まれ。大学生のときに台湾の東海大学に留学。慶應大学をへて、東京大学で経済学修士取得。96年にブルームバーグ、AP通信、ウォールストリートジャーナルの東京駐在員をへて、2003年よりニューヨークタイムズ。09〜15年、東京支局長。2011年には東日本大震災の精力的な報道で、12年ピューリッツァー賞のファイナリストとなった。著書に『安倍政権にひれ伏す日本のメディア』(双葉社)、『権力と新聞の大問題 』(共著、集英社新書)ほか。
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暗黙のルールを軽快に打ち破る著者たちが、息苦しい社会に一石を投じる
【目次】第一章 記者の同調圧力 望月衣塑子
1 質問を妨げられる記者会見
国会でのレッテル貼り
申し入れ書という名の締め出し
2 記者と同調圧力
抜くか抜かれるか
削られた8行
君らの背後にいる国民に向けてオレは話しているんだ
ジャパンタイムズの変節
3 同調圧力に屈しない人々
真冬の撮影
映像の強さ
伊藤詩織さんとの再会
第二章 組織と教育現場の同調圧力 前川喜平
1 何もしないという同調圧力
遅れず、休まず、働かず
外国人のための日本語教育政策の振り揉め
省庁としてのワンボイス
2 道徳教育が生み出す同調圧力
前任者から引き継ぐ時限爆弾
面従腹背に徹し切れなかったとき
道徳の教科化への憂慮
同調圧力を教える教材
3 真に自由な人間に同調圧力は無力だ
新自由主義はなぜ排外主義に向かうのか
答えは自分で見つけるしかないと悟った高校時代
多感な10代の自問自答が自分のなかの座標軸をつくる
第三章 メディアの同調圧力 マーティン・ファクラー
1 アメリカの報道はスクープ報道から調査報道へ
戦争を招いてしまった大誤報
なぜ特ダネをもらえたのかを考える
2 日本メディアに危機感がない理由
オバマ大統領の圧力
日本の新聞社は不動産業だ
Iを主語にした新聞記事
3 信頼できるメディアが道しるべに
記者クラブというカルテル制度
談合的に生み出される記事
朝日新聞の残念な撤退
心地いいポチに戻る
巻末付録 座談会 同調圧力から抜け出すには
薄れてしまった記者たちの危機感
日本の報道は天国?
個人ネタをリークする機関とは
人事の前で口を閉ざさざるを得ない
菅官房長官が一元管理する役人の人事
究極のKY力
著訳者プロフィール
●前川 喜平:1955年、奈良県生まれ。東京大学法学部卒業後、文部省入省。大臣官房総括審議官、初等中等教育局長などを経て、2016年6月より、文部科学事務次官。2017年1月、いわゆる天下り問題で引責辞任、退職。5月22日、読売新聞で「文科省在職中に出会い系バーにかよっている」と報じられた。同25日には、加計学園による獣医学部の新設問題で、「公平公正であるべき行政のあり方がゆがめられたと思っている」などと記者会見を行った。現在は各地での講演や夜間中学のボランティアで多忙な日々を過ごす。
●マーティン・ファクラー:1966年、アイオワ州生まれ。大学生のときに台湾の東海大学に留学。慶應大学をへて、東京大学で経済学修士取得。96年にブルームバーグ、AP通信、ウォールストリートジャーナルの東京駐在員をへて、2003年よりニューヨークタイムズ。09〜15年、東京支局長。2011年には東日本大震災の精力的な報道で、12年ピューリッツァー賞のファイナリストとなった。著書に『安倍政権にひれ伏す日本のメディア』(双葉社)、『権力と新聞の大問題 』(共著、集英社新書)ほか。