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魔除けの民俗学 家・道具・災害の俗信

著者: 常光 徹
1,870円(税込)
発売日2019年07月20日

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  • ISBN コード : 9784047036796
  • サイズ :四六判 変形   総ページ数: 272
  • 商品寸法(横/縦/束幅): 127 × 190 × 15.0 mm
  • ※総ページ数、商品寸法は実際と異なる場合があります

よみがえる伝承の記憶。言い伝えから読み解く庶民の心意。

「異常豊漁は地震の前兆」「庭の南天は災いを避ける」――。わたしたちの身辺でとりざたされる俗信には、災厄の予兆を感知し、日々の不安を除く生活の知と技がこめられている。さりげない日常に息づいた、庶民の想像力と心のくせが凝縮した言い伝えといえるだろう。家屋敷、生活道具、自然災害にまつわる膨大な俗信資料を整理し、悪霊・境界・流言などについて、伝承の背後に広がる民俗世界とその意味をさぐる。

著訳者プロフィール

●常光 徹:1948年、高知県生まれ。國學院大学卒業。国立歴史民俗博物館名誉教授、総合研究大学院大学名誉教授。博士(民俗学)。日本民俗学会、日本口承文芸学会会員。著書に『学校の怪談‐‐口承文芸の展開と諸相』(ミネルヴァ書房)、『うわさと俗信‐‐民俗学の手帖から』『折々の民俗学』(ともに河出書房新社)、『妖怪の通り道‐‐俗信の想像力』(吉川弘文館)などがある。

目次

1 家屋敷と俗信
第一章 生死と境界の空間――屋根と床下
第二章 植物と家の盛衰――庭木の吉凶
第三章 他界への出入り口――井戸 
2 生活道具と俗信
第一章 人生の節目を表象――箒
第二章 祓う・拒む・鎮める――箕  
第三章 禁忌と魔除けの呪具――鍋  
第四章 欺く・招く・乞う――柄杓   
3 災害と俗信
第一章 地震と唱え言  
第二章 幕末土佐の人と動物――『真覚寺日記』から