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本当のことを言ってはいけない

924円(税込)
発売日2020年01月10日

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  • ISBN コード : 9784040823119
  • サイズ :新書判    総ページ数: 224
  • 商品寸法(横/縦/束幅): 108 × 173 × 10.4 mm
  • ※総ページ数、商品寸法は実際と異なる場合があります

健康長寿の裏側から亡国の安倍政権まで、独自の視点で世間のウソを見抜く!

現在、日本の85歳以上のうち約5割は認知症である。学校はほぼ最悪のブラック職場になりつつある。近い将来、エリート層は国外へ逃亡する――
「日本すごい」と馬鹿の一つ覚えみたいに騒ぐけど、本当に「すごい」のは日本の凋落速度だ! 人気の生物学者が、独自のマイノリティ視点で快刀乱麻を断つ。世間にはびこるウソと無駄を見抜くエッセイ。

1 生と死の意味について
「物事にすべて意味がある」は妄想だ
老化に進化論的な意味はない
老人になって生き続けるのも大変だ
記憶と死の恐怖
ヒトは酒だけの食事でも生きていける!?

2 AIと私たち
AIの未来
AIは人間を超えるか
AIは格差を固定する?
AIがもたらす不労社会
遺伝子とAI

3 市場原理と成果主義
教育に市場原理を持ち込む愚行
何事もほどほどに
国民の知的レベルの二極化
効率第一主義は国を亡ぼす
無駄働きの強制が日本を滅ぼす

4 動植物散策
多摩動物公園に行ってみた(1)
多摩動物公園に行ってみた(2)
ネキを採りに沖縄に行く
生物の進化パターンは予測可能か
外来種は悪者なのか

5 短絡的正義がもたらすもの
遅きに失した国際捕鯨委員会脱退
未来展望なき虚勢による日本の衰退
優しくていい人ばかりの国は亡びる
老人を無理やり働かせるのはやめよう
加藤典洋『戦後入門』を読む

著訳者プロフィール

●池田 清彦:1947年、東京生まれ。東京教育大学理学部卒業、東京都立大学大学院理学研究科博士課程単位取得満期退学。理学博士。生物学者。早稲田大学名誉教授。構造主義生物学の立場から科学論・社会評論等の執筆も行う。カミキリムシの収集家としても知られる。著書は『ほんとうの環境白書』『不思議な生き物』『オスは生きてるムダなのか』『やがて消えゆく我が身なら』『生物にとって時間とは何か』『真面目に生きると損をする』『正直者ばかりバカを見る』『いい加減くらいが丁度いい』『生物学ものしり帖』など多数。