独裁の政治思想

独裁の政治思想

「現況を見事に予測した、先見の書」。独裁研究の金字塔的著作、文庫化!
定価: 1,320円(税込み)
発売日:2019年10月24日
「現代世界を見渡すと、右も左も独裁体制が蔓延している――。(略)現況を前もって見事に予測した先見の明」(解説より)

独裁は暴政とは異なり、自己を正当化する政治理論・思想を持つ。
にもかかわらず、独裁は暴政へと常に変質していく。
指導者は一日でも長く権力のポストに止まろうとするからだ。
20世紀独裁の二大典型、スターリンとヒトラーの独裁を理論史的に究明し、独裁体制の特質を明示した金字塔的著作。
レーニン主義と毛沢東思想の共通点も怜悧に分析している。
解説 木村汎
  • ISBN コード : 9784044005184
  • サイズ : 文庫判 総ページ数: 448ページ
  • 商品寸法(横/縦/束幅): 105 × 149 × 16.4 mm
  • ※総ページ数、商品寸法は実際と異なる場合があります
●猪木 正道:1914(大正3)年‐2012(平成24)年。政治学者。京都大学名誉教授。京都生まれ。社会思想家の河合栄治郎に師事し、1937(昭和12)年、東京帝国大学経済学部卒業。三菱経済研究所を経て49(昭和24)年から70(昭和45)年まで京都大学法学部で政治学・政治史を教える。退官後、防衛大学校校長を8年間務めたほか、平和・安全保障研究所理事長なども務め、日本の安全保障政策の研究を進めた。2001(平成13)年文化功労者。著書に『日本の運命を変えた七つの決断』『軍国日本の攻防』『評伝吉田茂』など多数

第一章 独裁の概念
 まえがき
 一 カール・シュミットの具体的例外性
 二 ラスウェルの権力集中
 三 コバンとノイマン
 四 ローマの独裁―古典的独裁から僭主的独裁へ―
 五 ギリシアの僭主制
 むすび
 附 独裁の分類
第二章 独裁の政治思想
 まえがき
 一 指導の正当化
 二 公敵との闘争
 三 法則の支配
 四 法則の執行―終末論
第三章 マルクス・レーニン主義の革命独裁理論
 一 マルクスのプロレタリアート独裁理論
 二 プロレタリアート独裁の政治機構
 三 マルクスにおけるプロレタリアート独裁理論の前提
 四 レーニンのプロレタリアート独裁理論
第四章 マルクス革命・独裁理論の修正――マルクス主義と大衆意識――
 一 ニュルンベルク綱領とアイゼナハッハ綱領
 二 アイゼナッハ綱領のラッサ―ル主義とブルジョワ民主主義
 三 ゴータ綱領
 四 社会主義弾圧法
第五章 レーニン、スターリンにおけるプロレタリアート独裁理論の発展
 一 大衆に対する前衛党の指導=独裁
 二 プロレタリアートと農民の革命的民主主義的独裁
 三 帝国主義論と独裁理論
 四 党員に対する党機関の独裁
 五 独裁権力の創造性― 一国社会主義の論理―
 六 社会主義的原始蓄積
 七 階級闘争の激化と国家権力の強化
第六章 レーニン主義と毛沢東思想
 一 両者の共通点
 二 中国の強調
 三 無神論と修養=自己改造
 四 人民内部の矛盾
第七章 ヒトラーの政治思想
 一 まえがき
 二 生存闘争――自然淘汰
 三 人種主義
 四 反ユダヤ主義
 五 反議会制民主主義
 六 反マルクス主義
 七 生存圏―-対ソ戦争
 八 むすび――反キリスト教
第八章 ヒトラー独裁の政治過程(一九三三 ―九三八)
 一 ヒトラー内閣の成立
 二 放火緊急令と授権法
 三 反ユダヤ主義、政党と社会集団の解体と再編
 四 SAの粛清と総統就任
 五 独裁の完結(一九三四−一九三八)
補論
第一章 政治権力の変革過程
 一 政治権力の構造
 二 旧政治権力の崩壊
 三 新政治権力の形成
第二章 独裁の政治過程
 一 独裁の前提条件
 二 独裁の成立
 三 独裁の発展
第三章 政治権力と社会階級

  あとがき
  増訂版あとがき
  三訂版あとがき
  解  説 木村 汎
  人名索引


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