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騙し絵の牙

写真: 大泉 洋
792円(税込)
発売日2019年11月21日

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  • ISBN コード : 9784041026427
  • サイズ :文庫判    総ページ数: 432
  • 商品寸法(横/縦/束幅): 105 × 149 × 20.4 mm
  • ※総ページ数、商品寸法は実際と異なる場合があります

吉田大八監督で映画化&累計24万部突破!2018年本屋大賞ランクイン作

■累計発行部数24万部突破!
■豪華キャストで2021年3月26日(金)映画公開!
監督:吉田大八 キャスト:大泉洋、松岡茉優、佐藤浩市ほか
■2018年本屋大賞ランクイン。前代未聞の小説が文庫化。文庫解説は大泉洋。

『罪の声』の著者・塩田武士が、俳優・大泉洋を主人公に「あてがき」。
圧倒されるほどリアルな筆致で出版界の<光と闇>を描く!&「速水=大泉洋」が表紙&扉ページの写真を飾る!

主人公は出版大手の「薫風社」で、カルチャー誌「トリニティ」の編集長を務める速水輝也。
中間管理職でもある40代半ばの彼は、周囲の緊張をほぐす笑顔とユーモア、コミュニケーション能力の持ち主で、同期いわく「天性の人たらし」だ。
ある夜、きな臭い上司・相沢から廃刊の可能性を突きつけられ、黒字化のための新企画を探る。
大物作家の大型連載、映像化、奇抜な企業タイアップ。雑誌と小説を守るべく、アイデアと交渉術で奔走する一方、
巻き込まれていく社内政争、部下の不仲と同期の不穏な動き、妻子と開きつつある距離……。

交錯する画策、邪推、疑惑。
次々に降りかかる試練に翻弄されながらも、それでも速水はひょうひょうとした「笑顔」をみせる。
しかしそれはどこまでが演技で、どこからが素顔なのか?  やがて、図地反転のサプライズが発動する。
出版業界の現状と未来を限りなくリアルに描いた群像小説は、ラストに牙を剥く!

出版界の未来に新たな可能性を投じる「企画」で、各メディアで話題沸騰! 
吉田大八監督で2021年3月26日(金)映画公開!!

著訳者プロフィール

●塩田 武士:しおた・たけし
1979年兵庫県生まれ。関西学院大学社会学部卒。神戸新聞社在職中の2010年『盤上のアルファ』でデビュー。
2016年『罪の声』で第7回山田風太郎賞を受賞、“「週刊文春」ミステリーベスト10”で国内部門第1位となる。同作で2017年本屋大賞3位に。2018年には『騙し絵の牙』が本屋大賞6位に、2年連続ノミネートとなった。最新作『歪んだ波紋』で第40回吉川英治文学新人賞を受賞。

●大泉 洋:おおいずみ・よう
1973年北海道生まれ。俳優・タレント。演劇ユニット「TEAM NACS」のメンバー。大学在学時より出演していた『水曜どうでしょう』は全国で伝説的な人気番組となる。
主演映画『探偵はBARにいる』で第35回日本アカデミー賞優秀主演男優賞を、『駆込み女と駆出し男』では第39回日本アカデミー賞優秀主演男優賞、第58回ブルーリボン賞主演男優賞を受賞。
2013年に発表した著書『大泉エッセイ 僕が綴った16年』は累計45万部を突破。
映画、舞台、テレビ、バラエティと多方面にマルチに活躍している。