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傍若無人な黒衣の妖怪博士・絶対城の活躍を描く伝奇譚、第12弾!
『真怪秘録』をまとめる中で、妖怪学の限界を感じたという絶対城。熱意を失った彼は、文学部の非常勤講師として妖怪学を教えてくれないか、という織口からの誘いも断ってしまう。そんな中、礼音が何者かに狙われていることが発覚。大切な人を守るため、事件の調査に乗り出す絶対城だったが、一方で、その一件の解決をもって妖怪学徒を廃業するとも宣言し――。
猫また、猫ばば、五徳猫。事件の鍵を握るのは『猫』!?
絶対城阿頼耶、最後の事件!
著訳者プロフィール
目次
二章 五徳猫(ごとくねこ)
三章 猫ばば
四章 猫また
五章 猫の王
補章 妖怪