第三帝国 ある独裁の歴史

第三帝国 ある独裁の歴史

訳: 小野寺 拓也
1,100円(税込)
発売日2021年02月10日

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  • ISBN コード : 9784040823409
  • サイズ : 新書判 総ページ数: 264ページ
  • 商品寸法(横/縦/束幅): 108 × 173 × 12.0 mm
  • ※総ページ数、商品寸法は実際と異なる場合があります

ヒトラーは東欧をいかに改造したか?

統治の全貌が明らかに。
世界最高峰、最新研究を踏まえた入門書、ついに邦訳!

国民懐柔のために東欧は生贄にされた。

第二次世界大戦の最中、金と資源の確保に追われたドイツ帝国は、植民地を徹底的に収奪し、捕虜の労働力利用も進める。
ドイツ本国で760万人の外国人労働者は差別的待遇を受け、共同体維持のガス抜きにもされた。
ヒトラーは領土を、国民をいかに支配したのか? 
その統治の手法と欠陥を白日の下に晒す。

・ポーランドを蹂躙し、全土を軍需物資と食糧の生産場とした。
・数百万人のポーランド人をドイツ本国へ移送し、底辺労働者として工場や農場で使役した。
・巨額の国民貯蓄を秘密裏に活用したが、戦争末期には正規国家財源で歳出の10%しかまかなえなかった。

著訳者プロフィール

●ウルリヒ・ヘルベルト:1951年生まれ。歴史学、ドイツ学、民俗学を修めた後、エッセン大学、ハーゲン通信教育大学、テル・アヴィヴ大学、ナチ史研究所所長を経て、1995年から2019年まで、フライブルク大学近現代史講座教授。現在、フライブルク大学名誉教授。専門はドイツ近現代史、とくにナチズム研究。著書は『20世紀ドイツの歴史』(2014年、いずれも未邦訳)など多数。ドイツ国内でもっとも顕著な業績を挙げた研究者に与えられるライプニッツ賞を、1999年に受賞している。
●小野寺 拓也:1975年生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。昭和女子大学人間文化学部を経て、現在、東京外国語大学世界言語社会教育センター講師。専門はドイツ現代史。著書に『野戦郵便から読み解く「ふつうのドイツ兵」――第二次世界大戦末期におけるイデオロギーと「主体性」』(山川出版社)、共著に『エゴ・ドキュメントの歴史学』(長谷川貴彦編、岩波書店)、訳書にS・ナイツェル/H・ヴェルツァー『兵士というもの――ドイツ兵捕虜盗聴記録に見る戦争の心理』(みすず書房)などがある。

目次

第一章 第二帝政と第三帝国/第二章 第一次世界大戦後/第三章 ヴァイマル共和国の右派/第四章 ナチスによる権力掌握/第五章 迫害/第六章 経済と社会/第七章 拡張/第八章 戦争へ/第九章 戦争の第一段階―一九三九〜四一年/第十章 暴力の爆発/第十一章 バルバロッサ/第十二章 絶滅政策/第十三章 戦争と占領/第十四章 戦時下の民族共同体/第十五章 ドイツ国内での抵抗/第十六章 終焉/第十七章 おわりに
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