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運命が見える僕らの、決して運命じゃない恋
“運命の赤い糸”が見える高校生・肇(はじめ)は、同じ力をもった朱莉(あかり)と惹かれ合うが――。【運命が見える僕らの、決して運命じゃない恋】
触れた相手の“運命の赤い糸”が見えてしまう高校生・肇。その秘密を抱えて過ごす日々のなか、彼が運命的に出会ったのが、一つ年下の少女・朱莉だった。
思いがけない巡り合わせから、実は彼女も同じ糸を見られると打ち明けられた肇。しだいに二人は、“糸”の秘密をめぐる共犯者として惹かれ合うのだが……。
互いに告げられない過去に向き合いながら、思いを自覚したその時、運命が見えてしまう二人に、哀しい事実が突きつけられる。
――これは、運命ではない恋を巡る、二人の物語。
著訳者プロフィール
目次
プロローグ
第1章 私、『運命の赤い糸』が見えるんです
第2章 言っていなかったことがあるんだ
第3章 触っても、良いですか
第4章 きっと、運命でなんかなくたって
エピローグ