ロンメル将軍 副官が見た「砂漠の狐」

ロンメル将軍 副官が見た「砂漠の狐」

訳者: 清水 政二
監訳・解説: 大木 毅
1,430円(税込)
発売日2020年09月10日

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  • ISBN コード : 9784040823478
  • サイズ : 新書判 総ページ数: 384ページ
  • 商品寸法(横/縦/束幅): 108 × 173 × 17.2 mm
  • ※総ページ数、商品寸法は実際と異なる場合があります

第二次世界大戦で最も有名な将軍、ロンメルの激戦を描いた名著、復刊!!

「『砂漠のキツネ』の指揮・統帥 その実態が活写される!」大木毅氏
ロンメル軍団の激戦を描いた名著、復刊!!

北アフリカ戦役。そこは、天国と地獄が同居する場所だった!
「名将」として今も名高いロンメルの副官で、のちに重火器中隊長に転出し、相次ぐ激戦で指揮を執った男が、間近で見続けたロンメルの姿を描く。
勝利と敗北が二転三転する戦場で、ロンメルはいかに行動し、采配をふっていたのか?
1950年に南アフリカで刊行された『ロンメル将軍』(原題は "With Rommel in the Desert" 『ロンメルとともに砂漠で』)はベストセラーになり、
翌年にはイギリスの出版社からも新版が出されて、英語圏に広まった。
また、南アフリカ版刊行と同じ年には、ドイツ語版も出版されている。
そして、1971年には、角川文庫から邦訳版が刊行されたのである。
この書は、ロンメルのイメージに大きな影響も与えることになったのだ!

『「砂漠の狐」ロンメル』『独ソ戦』の著者・大木毅氏による監訳者解説も収録。

「さあ、再びわれらの仲間を、想い出のうちに、砂漠の暁や陽光を受けて白く色褪せた軍帽のもとに団結せしめよ。とっくの昔に言われていなければならなかったことを唱えようではないか。
「戦友よ、お前はアフリカでの責務をよく果たしたぞ!」」
(「序文」――1941年にドイツ・アフリカ軍団麾下第二一装甲師団長を務めたH・フォン・ラーフェンシュタイン退役中将による、より)

※本書は、1971年に小社より刊行された作品を復刊し、新たに解説を加えたものです。
底本には1976年の8刷を使用しました。

著訳者プロフィール

●ハインツ・ヴェルナー・シュミット:1916-2007。南アフリカ生まれ。ドイツ人の両親の下に生まれる。第二次世界大戦では南アフリカ軍ではなくドイツ軍に志願。ポーランド戦に従軍したが、その後、アフリカ経験を買われて、イタリア領エリトリアに派遣された。同地がイギリス軍の攻撃によって失陥したのち、ドイツ・アフリカ軍団に配属され、ロンメルの副官となった。のち重火器中隊長に転出し、様々な激戦でドイツ軍部隊の指揮を執った。戦後、シュミットは南アフリカに戻る。北アフリカの想い出を書き綴ったのが『ロンメル将軍』である。これは英訳され、ベストセラーになった。
●清水 政二:1905年生まれ。1988年没。翻訳家。訳書に『ロンメル将軍』(デズモンド・ヤング著、早川書房)、『機長席』(ロバート・J.サーリング著、早川書房)、『ニューヨーク侵略さる』(レオナード・ヴイバーリー著、講談社)など。
●大木 毅:現代史家。1961年東京生まれ。立教大学大学院博士後期課程単位取得退学。DAAD(ドイツ学術交流会)奨学生としてボン大学に留学。千葉大学その他の非常勤講師、防衛省防衛研究所講師、国立昭和館運営専門委員等を経て、著述業。『独ソ戦』(岩波新書)で新書大賞2020大賞を受賞。主な著書に『「砂漠の狐」ロンメル』『戦車将軍グデーリアン』(角川新書)、『ドイツ軍攻防史』(作品社)、訳書に『戦車に注目せよ』『「砂漠の狐」回想録』『マンシュタイン元帥自伝』(以上、作品社)など多数。

目次

序文

一 ロンメルの幕僚となる
二 トリポリの「ブラフ」
三 オアシスの冒険
四 将軍の「シュトルヒ」機で砂嵐の中を
五 トブルクの門戸にて
六 将軍ラクダに乗る
七 ピラストリーノの攻撃
八 ハリケーン機、ロンメルを襲う
九 スターリングラードのパウルス――私のエリトリアでの物語
十 国境の「戦斧」
十一 将軍の書簡
十二 前線の一日
十三 「装甲集団」誕生
十四 ロンメルとヒトラーの関係
十五 ロンメルのカモシカ猟
十六 ロンメルの襲撃。「無人の地」に立ち往生
十七 キーズ、ロンメルを襲って失敗する
十八 「十字軍戦士」
十九 シジ・レゼグの進撃
二十 砂漠の混乱
二十一 後衛
二十二 エル・アゲイラへ帰る
二十三 ロンメル、またも攻撃に出る
二十四 トブルク計画
二十五 わが大隊の敗北
二十六 一進一退
二十七 トブルクの門戸にて
二十八 トブルク攻略
二十九 検屍。なぜトブルクは陥落したか
三十 休暇
三十一 エル・アラメインの新参者
三十二 ロンメル、最後の試み
三十三 エル・アラメインの敗退
三十四 退却
三十五 高い砲塔のシャーマン
三十六 トリポリタニアを失う
三十七 初めてアメリカ軍と戦う
三十八 カセリーヌ峠
三十九 橋とブルクッリンから来た男
四十 霧の中のアメリカ部隊
四十一 さらば「砂漠の狐」よ
四十二 地獄のマレト戦線
四十三 アメリカ軍と対峙して
四十四 最後の戦闘
四十五 栗林での含み笑い

訳者あとがき
監訳者解説――五十センチの距離からロンメルを見ていた男

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