名著の話 僕とカフカのひきこもり

名著の話 僕とカフカのひきこもり

1,650円(税込)
発売日2022年02月16日

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  • ISBN コード : 9784044005597
  • サイズ : 四六判 総ページ数: 192ページ
  • 商品寸法(横/縦/束幅): 128 × 188 × 14.0 mm
  • ※総ページ数、商品寸法は実際と異なる場合があります

「この孤独わかるよね」 ──本の話をすると、もう孤独じゃなくなってる。

NHK「100分de名著」で出会った約100冊より、伊集院光が、心に刺さった3冊を厳選。名著をよく知る3人と再会し、時間無制限で新たに徹底トークを繰り広げる、100分de語りきれない名著対談!

■川島隆(京都大学准教授)と語る、カフカ『変身』
 ──“虫体質な僕ら”の観察日記

■石井正己(東京学芸大学教授)と語る、柳田国男『遠野物語』
 ──おもしろかなしい、くさしょっぱい話たち

■若松英輔(批評家、随筆家)と語る、神谷美恵子『生きがいについて』
 ──人生の締め切りを感じたとき出会う本

著訳者プロフィール

●伊集院 光:1967年生まれ。84年に三遊亭楽太郎(現・六代目三遊亭円楽)に弟子入りし、落語家・三遊亭楽大として活動。87年ごろから伊集院光としてタレント活動をはじめ、「伊集院光のオールナイトニッポン」(ニッポン放送)、「伊集院光 深夜の馬鹿力」(TBSラジオ)といったラジオ番組のパーソナリティをつとめる。2012年よりNHK Eテレ「100分de名著」に出演。『世間とズレちゃうのはしょうがない』(養老孟司との共著、PHP研究所)、『のはなし』(宝島社)などの本も出版している。

目次

■川島隆(京都大学准教授)と語る、カフカ『変身』
 ──“虫体質な僕ら”の観察日記

 ・『変身』は「俺の話」だ!
 ・境界線の上のカフカ
 ・窓のある部屋に閉じこもりたい
 ・翻訳のむずかしさ
 ・キレる妹
 ・コロナ禍でみんなが虫になった
 ・リンゴは何を意味している?
 ・安定恐怖症のカフカ?
 ・どこかにある“虫の世界”
 ・文学に謎解きは大事じゃない
 ・生きていることが苦しいときに


■石井正己(東京学芸大学教授)と語る、柳田国男『遠野物語』
 ──おもしろかなしい、くさしょっぱい話たち

 ・柳田国男は何を切り、何を盛ったか
 ・孤高のテキスト
 ・河童の子殺しと伏せ字
 ・河童が本当にいると信じさせる仕掛け
 ・寒戸の婆の曖昧さ
 ・ザシキワラシが家の盛衰を決める!
 ・『遠野物語』への評価
 ・現代版『遠野物語』は何を描くか
 ・死者との出会いで立ち直っていく
 ・魂の感覚
 ・「平地人をして戦慄せしめよ」


■若松英輔(批評家、随筆家)と語る、神谷美恵子『生きがいについて』
 ──人生の締め切りを感じたとき出会う本

 ・悲しみや苦しみに共鳴する弦
 ・観察した途端に見えなくなること
 ・パラアスリートに抱く感謝
 ・生血がほとばしり出すような文字
 ・名著に出会うタイミング
 ・自分がしたいと思うことと義務との一致
 ・生きがいの誤用
 ・コロナ禍の話
 ・待つことではじめて見えることがある
 ・亡くなった人の尊厳
 ・自分の言ったことを本当にしていく
 ・自分が好きなものに社会性をもたせる
 ・生きがいって何ですか?
 ・人生の締め切り
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