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敵の名は、宮本武蔵

748円(税込)
発売日2020年02月21日
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  • ISBN コード : 9784041090206
  • サイズ :文庫判    総ページ数: 368
  • 商品寸法(横/縦/束幅): 105 × 149 × 13.6 mm
  • ※総ページ数、商品寸法は実際と異なる場合があります

宮本武蔵と戦い、敗れた者たちの悲哀が胸を打つ、魂を揺さぶる物語。

数々の剣客を斃し、最強と呼ばれた宮本武蔵。戦った剣豪たちは、彼に何を見たのか。島原沖田畷の戦いで“童殺し”の悪名を背負い、家中を追放された鹿島新当流の達人・有馬喜兵衛の前に、宮本無二斎と、弁助と呼ばれる十二、三歳の子供が現れた。弁助、のちの武蔵は、真剣で「生死無用」の果し合いをするというのだが……(「有馬喜兵衛の童討ち」)。全7篇の物語で紡ぐ、まったく新しい宮本武蔵の物語。直木賞、山本周五郎賞、山田風太郎賞候補作。

著訳者プロフィール

●木下 昌輝:1974年大阪府生まれ。近畿大学理工学部建築学科卒業。ハウスメーカーに約5年勤務後、フリーライターとして関西を中心に活動。2012年「宇喜多の捨て嫁」で第92回オール讀物新人賞を受賞する。14年『宇喜多の捨て嫁』で単行本デビュー。同作が第152回直木賞候補となり、15年に第2回高校生直木賞、第4回歴史時代作家クラブ賞新人賞、第9回舟橋聖一文学賞を受賞。二作目『人魚ノ肉』は第6回山田風太郎賞の候補作となる。16年に咲くやこの花賞(文芸その他部門)を受賞。