最期の対話をするために

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最期の対話をするために

1,430円(税込)
発売日2020年04月23日
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  • ISBN コード : 9784040644608
  • サイズ : 四六判 総ページ数: 224ページ
  • 商品寸法(横/縦/束幅): 128 × 188 × 14.0 mm
  • ※総ページ数、商品寸法は実際と異なる場合があります

「私、もう死ぬんでしょ?」大切な人からの最期の問いに、どう答えますか?

看取りの現場での後悔を、わずかでも少なくするために。

死に向かう人が肉体的にどういう過程をたどるか。
延命治療にはどういうものがあるのか。
逝く人の心に寄り添うにはどういう対話をすればいいのか。
看取る人の心が折れないためには、周囲のどういうサポートが必要か。
逝く人、看取る人、その近くにいる第三者の視点から、
相手を傷つけず、心に寄り添う対話をするにはどうすればいいのか──。


緩和ケアの最前線にいる現役医師による、終末医療の最新情報も掲載

著訳者プロフィール

●玉置 妙憂:看護師・看護教員・ケアマネージャー・僧侶。東京生まれ。専修大学法学部卒業。夫の“自然死”という死にざまがあまりに美しかったことから開眼し出家。高野山真言宗にて修行を積み僧侶となる。「非営利一般社団法人 大慈学苑」を設立し、終末期からひきこもり、不登校、子育て、希死念慮、自死ご遺族まで幅広く対象としたスピリチュアルケア活動を実施。講演会やシンポジウムなど幅広く活動している。『まずは、あなたのコップを満たしましょう』(飛鳥新社)『死にゆく人の心に寄りそう 医療と宗教の間のケア』(光文社新書)など著書多数。

目次

序 章 これからは、自宅で家族を看取る時代
 看取りに慣れていない現代人
 どうして私たちは死を受け入れられないのか
 病院のほうが安心という誤解
 ”死への不安”を相談できる存在
 後悔の少ない看取りをするために   ほか

第一章 最新の終末医療がもたらしたもの
〜東京・八王子の「みなみ野病院」緩和ケア病棟の医師・吉本美和先生のお話〜
 緩和ケアと終末医療の違い
 緩和ケア病棟に入院できるのはがんとエイズの患者さんのみ
 終末医療は症状コントロールと心のケア
 患者さんがラクになると家族の顔も変わる
 終末期は好きなものを食べていい
 アドバンスケアプランニング(ACP)で終末期の過ごし方を選択する
 対話によるケアと、医療機関で行うケア   ほか

第二章 体が発する「サイン」たち
 【3ヶ月前】出かけることがなくなり、自分の人生を振り返る
 【2ヶ月前】食欲が落ちる、やせる
 【1ヶ月前】血圧や心拍数、呼吸数、体温などが不安定になる
 【数週間前】”お迎え現象”など不思議な幻覚を見る
 【数日前】急に体調がよくなる
 【24時間前】尿が出なくなる/下顎呼吸になる/息を吸って、止まる
 死への時間軸と心の変化は一致しない   ほか

第三章 看取りの心得
 看取りのときは答えのない問いに直面する
 患者さんが話し、整理するのを見守る
 終末期の人の心は振り幅が大きい
 過去や未来ではなく今の話をする
 お酒やタバコは禁止しなくていい
 看取る側もずっと心が揺れ動く
 看取る場所を決めるとき
 家で看取るときは、マンパワーの確認を   ほか

第四章 「最期の対話」実例集
 【対話例1】死んだら、ずっと照らしてやりたい
 【対話例2】まだ、今じゃない
 【対話例3】死んだらどうなるのか
 【対話例4】いつ、そのときが来るんだろう
 【対話例5】なかなか死ねないのは、罰
 【対話例6】死ぬのが怖い
 【対話例7】眠れなくて、つらい
 【対話例8】こんなに苦しいなら、早く逝きたい
 【対話例9】頬のシミは「お守り」   ほか

第五章 ”看取る人”を支える対話「9つの約束」
 1、批判的にならない、決めつけない
 2、共感を示す
 3、個人的なアドバイスはしない
 4、医療行為に関する内容に踏み込まない
 5、詰問調にならない
 6、限界を知る
 7、解釈をしない
 8、”今”に視点を置く
 9、”感情”と向き合う   ほか

終 章 「話す」ことは「放す」こと
 後悔のまったくない看取りはない
 死を受け入れるとはどういうことか
 「看取り」という文化を後世に
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