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鬼恋綺譚 流浪の鬼と宿命の姫
9784041092040
鬼恋綺譚 流浪の鬼と宿命の姫
著者:
沙川 りさ
682
円(税込)
発売日
2020年05月22日
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ISBN コード : 9784041092040
サイズ :文庫判 総ページ数: 288
商品寸法(横/縦/束幅): 105 × 149 × 10.8 mm
※総ページ数、商品寸法は実際と異なる場合があります
願いは、ただひとつ。――共に生きたい。許されるなら。
薬師の文梧は、記憶を失った白皙の青年・主水と旅をしている。
30年前、平穏なこの地は一変した。青山領の民が突然変異して「鬼」となり、小寺領の民を襲い血を吸って殺すようになったのだ――。
彼らは、故郷から逃げ出し、身を潜めて暮らしている小寺の民を救うべく、山々を巡っているのだ。
一方、今から3年前。小寺の若き領主・菊は、屈託なく笑う勇敢な少年・元信に窮地を救われる。
青山の餌食となっている領民を護るため、もっともっと強くなりたいと願っていた菊は、元信に願い出て剣術を教えてもらうことにした。
やがて惹かれ合う2人。けれどそれは、禁忌の恋に他ならなかった……。
――旅の途中、文梧と主水は竜胆という少女と出会う。
竜胆はかつて仕えていた領主・菊を捜していた。菊は3年前、青山領に捕らわれたのだ。
旅を共にすることになった3人だが、やがて文梧は「一枚、二枚――」と何かを数える謎の声をしばしば聞くようになる。
心にこびりついて離れないその声を聞くたびに、文梧の胸はざわついて……。
出逢ってはならない者たちが出逢う時、物語は動き始める。
人の情と業が絡み合う、美しくも残酷な「和製ロミオとジュリエット」!
第5回角川文庫キャラクター小説大賞〈優秀賞〉受賞作!
選考会でも「筆力がある」「作り込まれた世界観でぐいぐい読んでしまった」「熱量を感じる」と絶賛を受けた作品がついに刊行!
イラスト/月岡月穂
著訳者プロフィール
●沙川 りさ:東京都杉並区生まれ。2019年、第5回角川文庫キャラクター小説大賞《優秀賞》を受賞し、同作を加筆・改題した本作でデビュー。脚本家としても活動している。芦澤梨沙名義で、声優・舞台俳優・ラジオパーソナリティなどとしても幅広く活躍中。
目次
第一場 文梧
第二場 元信
第三場 竜胆
第四場 於白
第五場 於菊
第六場 鬼
第七場 主水
#角川書店
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#日本文学(キャラ文)
#一般文庫
#角川文庫(日文)
#009:角川文庫
#沙川 りさ
願いは、ただひとつ。――共に生きたい。許されるなら。
薬師の文梧は、記憶を失った白皙の青年・主水と旅をしている。30年前、平穏なこの地は一変した。青山領の民が突然変異して「鬼」となり、小寺領の民を襲い血を吸って殺すようになったのだ――。
彼らは、故郷から逃げ出し、身を潜めて暮らしている小寺の民を救うべく、山々を巡っているのだ。
一方、今から3年前。小寺の若き領主・菊は、屈託なく笑う勇敢な少年・元信に窮地を救われる。
青山の餌食となっている領民を護るため、もっともっと強くなりたいと願っていた菊は、元信に願い出て剣術を教えてもらうことにした。
やがて惹かれ合う2人。けれどそれは、禁忌の恋に他ならなかった……。
――旅の途中、文梧と主水は竜胆という少女と出会う。
竜胆はかつて仕えていた領主・菊を捜していた。菊は3年前、青山領に捕らわれたのだ。
旅を共にすることになった3人だが、やがて文梧は「一枚、二枚――」と何かを数える謎の声をしばしば聞くようになる。
心にこびりついて離れないその声を聞くたびに、文梧の胸はざわついて……。
出逢ってはならない者たちが出逢う時、物語は動き始める。
人の情と業が絡み合う、美しくも残酷な「和製ロミオとジュリエット」!
第5回角川文庫キャラクター小説大賞〈優秀賞〉受賞作!
選考会でも「筆力がある」「作り込まれた世界観でぐいぐい読んでしまった」「熱量を感じる」と絶賛を受けた作品がついに刊行!
イラスト/月岡月穂
著訳者プロフィール
目次
第二場 元信
第三場 竜胆
第四場 於白
第五場 於菊
第六場 鬼
第七場 主水