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龍の起源

著者: 荒川 紘
1,496円(税込)
発売日2021年01月22日

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  • ISBN コード : 9784044006068
  • サイズ :文庫判    総ページ数: 368
  • 商品寸法(横/縦/束幅): 105 × 149 × 13.6 mm
  • ※総ページ数、商品寸法は実際と異なる場合があります

西洋のドラゴンと東洋の龍。姿形は違うのになぜ同じ「龍」と呼ばれるのか?

西洋のドラゴンと東洋の龍。その性格はさまざまで、姿形もまったく違うのに、なぜ同じ「龍」と呼ばれるのか? バビロニアのティアマト、エジプトのウラエウス、インドのナーガ、日本や中国の龍。西洋では反秩序の象徴で退治される存在だが、東洋では雨を降らせて農民を助けたり、皇帝のシンボルとして崇められたりしてきた。龍とはいったい何者か。世界の神話や民話、絵画に描かれた記録を調査・探索。図版109点を掲載する。

著訳者プロフィール

●荒川 紘:1940年、福島県生まれ。東北大学理学部を卒業後、東洋大学、東京職業訓練短期大学校、静岡大学、愛知東邦大学教授を歴任。静岡大学名誉教授。専攻は科学思想史。著書に『古代日本人の宇宙観』『日時計=最古の科学装置』『科学と科学者の条件』『車の誕生』(以上、海鳴社)、『日本人の宇宙観』『東と西の宇宙観 西洋篇』『東と西の宇宙観東洋篇』(以上、紀伊國屋書店)、『教師・啄木と賢治』(新曜社)、『原発に抗して』(唯学書房)他多数。

目次

序 龍とはなにか

第1章 東方の龍
 1 中国の龍/2 インドのナーガ/3 東方の龍の特性
第2章 西方の龍
 1 バビロニアのティアマト/2 エジプトのウラエウス/3 イスラエルのレヴィアタン/4 ギリシアのドラコーン/5 ヨーロッパのドラゴン/6 西方の龍の特性
第3章 龍の起源
 1 蛇信仰の発生/2 蛇信仰の伝播/3 蛇の抽象化/4 龍の誕生/5 龍の伝播/6 南方の牛と北方の馬/7 新大陸の龍
第4章 日本の蛇と龍
 1 縄文時代の蛇/2 弥生時代の蛇と龍/3 記・紀のなかの蛇と龍――八俣大蛇と三輪山の蛇/4 シンボルとしての蛇と龍/5 記・紀のなかの蛇と龍――タツとオカミとミツハ/6 記・紀以後の蛇と龍/7 河童と天狗
第5章 龍と宇宙論
 1 龍と水の宇宙論――西方世界/2 龍と水の宇宙論――東方世界/3 闇と光と龍/4 日本の龍と宇宙論
第6章 われわれの時代と龍
 1 日本の農業と龍/2 科学技術文明と龍/3 小川芋銭の河童