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小国になることは、日本再生のチャンスである
国際競争力の低下と少子高齢化により、確実に経済が縮小していく日本。それでも日本人は日本を大国と思い、これからもそうであると思い込んでいます。
しかし、数々の統計や国際ランキングは、今後、日本が大国としての地位を保つことはできないことを冷徹に示しています。
間違いなく、日本は小国になります。
「小国」という言葉を聞くと、ネガティブなイメージを持たれる方が多いかもしれません。
ですが、世界を見渡してください。
スウェーデン、フィンランド、ルクセンブルク、シンガポール、オーストラリア、ニュージーランド・・・決して大国とはいえなくても、豊かな社会を実現している国はたくさん存在します。
無理に大国であろうとするより、小国になることをポジティブに受け入れれば、日本も豊かな社会を築くことができるのです。
戦後最大の転換期を迎えた日本の新しい国家像を、気鋭の経済評論家が開陳します。
【目次】
第1章 日本は長期縮小フェーズに入った
第2章 戦後日本の本当の姿
第3章 小国が豊かになる方法
第4章 消費で経済を回す仕組み
第5章 コロナ危機は小国シフトを加速させる
第6章 小国として生きていくために
著訳者プロフィール
仙台市生まれ。1993年東北大学卒業後、日経BP社に記者として入社。野村證券グループの投資ファンド運用会社に転じ、企業評価や投資業務を担当。独立後は、中央省庁や政府系金融機関など対するコンサルティング業務に従事。現在は、ニューズウィークなど多くの媒体で連載を持つほか、テレビやラジオで解説者やコメンテーターなどを務める。主な著書に「貧乏国ニッポン」(幻冬舎)、「感じる経済学」(SBクリエイティブ)、「ポスト新産業革命」(CCCメディアハウス)、「戦争と経済の本質」(総合法令出版)、などがある。
目次
第2章 戦後日本の本当の姿
第3章 小国が豊かになる方法
第4章 消費で経済を回す仕組み
第5章 コロナ危機は小国シフトを加速させる
第6章 小国として生きていくために