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死体でも愛してる

著者: 大石 圭
704円(税込)
発売日2020年08月25日
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  • ISBN コード : 9784041098738
  • サイズ :文庫判    総ページ数: 288
  • 商品寸法(横/縦/束幅): 105 × 149 × 10.8 mm
  • ※総ページ数、商品寸法は実際と異なる場合があります

舐めたい。食べたい。ひとつになりたい。

台所に立っていると落ち着く。料理をすると心が凪いでいく。
だからわたしは、最愛の夫が死んだ今日も包丁を握る。
彼の肉で美味しい料理を作るために。

日増しに美しくなる娘に劣情を抱く父親、コンビニ店員に横恋慕した孤独な作業員――。
「異常」なはずの犯罪者たちの独白を聞くうち、警視庁の敏腕刑事・長谷川英太郎には奇妙な感情が湧き……。

供述が生んだ悲劇とは!?
あなたの心の奥底にひそむ欲望を刺激する、予測不可能な犯罪連作短編集。

著訳者プロフィール

●大石 圭:1961年、東京都生まれ。法政大学文学部卒。93年『履き忘れたもう片方の靴』で第30回文藝賞佳作を受賞してデビュー。著書に『アンダー・ユア・ベッド』『殺人勤務医』『湘南人肉医』『復讐執行人』『飼育する男』『檻の中の少女』『甘い鞭』『殺人鬼を飼う女』『殺人調香師』『あの夜にあったこと』『甘い監獄』『わたしの調教師』『優雅なる監禁』『百二十歳の少女 古美術商・柊ニーナ』『モニター越しの飼育』『溺れる女』など多数。2019年には『アンダー・ユア・ベッド』が映画化。同作は反響を呼び各地でロングラン上映された。

目次

夏の章 ヴィーナスたちの種蒔き
秋の章 目のない魚
冬の章 愛ゆえに食す
春の章 春が来たって何になろ