聖地と日本人

聖地と日本人

鞍馬山、愛宕山、貴船……24の聖地を、妖怪研究の第一人者が案内。
定価: 968円(税込み)
発売日:2021年03月24日
鞍馬・僧正ヶ谷、比叡山横川、河原院、竹生島、熊野、志度浦の龍宮、富士山、安達ヶ原……能楽の舞台となったこれらの場所は、「聖地」と呼ばれてきた。神々が遊び、鬼や妖怪が出没するといわれた異界への入り口。俗世の向こう側にある極楽・地獄として、日本列島の中に見出された聖地とはいかなる場所であったのか? 絵画や文学作品、歴史書など、多彩な史料を手がかりに、中世の京都人が聖なる場所に込めた思いに迫る。


  • ISBN コード : 9784044006365
  • サイズ : 文庫判 総ページ数: 272ページ
  • 商品寸法(横/縦/束幅): 105 × 149 × 10.4 mm
  • ※総ページ数、商品寸法は実際と異なる場合があります
●小松 和彦:(こまつ・かずひこ)1947年、東京都生まれ。国際日本文化研究センター名誉教授。埼玉大学教養学部教養学科卒業、東京都立大学大学院社会科学研究科(社会人類学)博士課程修了。専攻は文化人類学・民俗学。著書は『いざなぎ流の研究─歴史のなかのいざなぎ流太夫』(角川学芸出版)、『神隠しと日本人』『妖怪文化入門』『呪いと日本人』『異界と日本人』(角川ソフィア文庫)、『百鬼夜行絵巻の謎』(集英社新書)、編著に『妖怪学の基礎知識』(角川選書)など、多数。2013年、紫綬褒章受章。2016年、文化功労者。

プロローグ
鞍馬・僧正ヶ谷  天狗の巣窟で牛若丸と出会う
清水・音羽の瀧  観音が結んだ縁
愛宕山  天界・魔界ともつながる空間
大江山・千丈ヶ嶽  酒呑童子の棲む山
葛城山  土蜘蛛伝説と修験道の聖地
貴船  心の闇を引き受ける場所
河原院  化け物屋敷に棲む吸血鬼
比叡山横川  元三大師信仰の拠点
稲荷山  謎が多い稲荷信仰
逢坂山  逆髪が語る「さかさまの思想」
竹生島  「金輪際」から生まれ出た水晶輪の山
芦屋  鵺を神に祀った京都の聖地
吉野  金の御嶽と呼ばれた桜の名所
日高川  道成寺と法華経
熊野  死と再生の舞台
志度浦の龍宮  富も災厄ももたらす場所
上路  山姥の棲む山
天人の棲む世界  天界の王は鬼か
富士山  天界と地下界につながる「世界山」
立山  あの世の地獄がこの世に出現
白峯  最も恐れられた怨霊・崇徳院
那須野  三国伝来の妖狐の遺跡
戸隠  鬼女に託された記憶
安達ヶ原  鬼婆が出没する空間
あとがき
角川ソフィア文庫版あとがき


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