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再生 角川ホラー文庫ベストセレクション

編集: 朝宮 運河
著者: 今邑 彩
著者: 澤村伊智
748円(税込)
発売日2021年02月25日
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  • ISBN コード : 9784041108871
  • サイズ :文庫判    総ページ数: 336
  • 商品寸法(横/縦/束幅): 105 × 149 × 12.6 mm
  • ※総ページ数、商品寸法は実際と異なる場合があります

角川ホラー文庫約30年の遺産!90年代から現在までの最恐セレクション。

1993年4月の創刊以来、わが国のホラー・エンターテインメントとともに歩んできた無二の文庫レーベル、角川ホラー文庫。その膨大な遺産の中から、時代を超えて読み継がれる名作を厳選収録したベストセレクションが登場。大学助教授の〈私〉が病院で知り合った美しい女性、由尹。ミステリアスな雰囲気をたたえた彼女は、自分の体は呪われていると告げる。ともに暮らし始めた二人だが、やがて悲劇的な事件に見舞われて……。ミステリとホラーの巨匠・綾辻行人90年代初頭に執筆した傑作「再生」をはじめ、『リング』の鈴木光司が東京湾のクルーズ船を舞台に戦慄の一夜を描いた「夢の島クルーズ」、故・今邑彩が角川ホラー文庫のために書き下ろした不穏な物件ホラー「鳥の巣」、の第72回日本推理作家協会賞に輝いた澤村伊智の学園ホラー「学校は死の匂い」など、バラエティ豊かに、ホラージャンルの面白さと可能性を示す全8編。最高にして最恐、これが日本のホラー小説だ。ホラー評論家・ライターの朝宮運河セレクション。

収録作は以下の通り。
綾辻行人 「再生」(『亀裂』、『眼球綺譚』)
鈴木光司 「夢の島クルーズ」(『仄暗い水の底から』)
井上雅彦 「よけいなものが」(『怪奇幻想短編集 異形博覧会』)
福澤徹三 「五月の陥穽」(『怪談歳時記 12か月の悪夢』)
今邑彩 「鳥の巣」(『惨劇で祝う五つの記念日 かなわぬ想い』)
岩井志麻子「依って件の如し」(『ぼっけえ、きょうてえ』)
小池真理子  「ゾフィーの手袋」(『異形のものたち』)
澤村伊智  「学校は死の匂い」(『などらきの首』)

著訳者プロフィール

●朝宮 運河:1977年、北海道函館市出身。怪奇幻想ライター。同志社大学文学部卒業。同大学院文学研究科博士課程前期修了(日本文学)。ホラー、怪談、幻想小説のジャンルを中心に「ダ・ヴィンチ」「怪と幽」をはじめ多数の媒体にて書評・ブックガイド、作家インタビュー等を担当。各種文芸作品の文庫解説も多数手掛ける。朝日新聞「好書好日」にて「朝宮運河のホラーワールド渉猟」を連載中。アンソロジー作品に『家が呼ぶ 物件ホラー傑作選』(ちくま文庫)がある。
●綾辻 行人:1960年京都市生まれ。京都大学教育学部卒業、同大学院博士後期課程修了。87年、大学院在学中に『十角館の殺人』でデビュー、新本格ミステリ・ムーヴメントの契機となる。92年、『時計館の殺人』で第45回日本推理作家協会賞を受賞。2009年発表の『Another』は本格ミステリとホラーを融合した傑作として絶賛を浴び、TVアニメーション、実写映画のW映像化も好評を博した。他に『Another エピソードS』『霧越邸殺人事件』『深泥丘奇談』など著書多数。18年度、第22回日本ミステリー文学大賞を受賞。

目次

綾辻行人「再生」
鈴木光司「夢の島クルーズ」
井上雅彦「よけいなものが」
福澤徹三「五月の陥穽」
今邑彩「鳥の巣」
岩井志麻子「依って件の如し」
小池真理子「ゾフィーの手袋」
澤村伊智「学校は死の匂い」
解説 朝宮運河