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ミラーワールド

1,815円(税込)
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発売日2021年07月19日
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  • ISBN コード : 9784041109915
  • サイズ :四六判    総ページ数: 248
  • 商品寸法(横/縦/束幅): 128 × 188 × 18.0 mm
  • ※総ページ数、商品寸法は実際と異なる場合があります

『明日の食卓』著者が本当に描きたかった、心にささる男女反転物語。

「だからいつまで経っても、しょうもない女社会がなくならないのよ」
「男がお茶を汲むという古い考えはもうやめたほうがいい」
女が外で稼いで、男は家を守る。それが当たり前となった男女反転世界。池ヶ谷良夫は学童保育で働きながら主夫をこなし、中林進は勤務医の妻と中学生の娘と息子のために尽くし、澄田隆司は妻の実家に婿入りし義父とともに理容室を営んでいた。それぞれが息苦しく理不尽を抱きながら、妻と子を支えようと毎日奮闘してきた。そんななか、ある生徒が塾帰りの夜道で何者かに襲われてしまう……。

「日々男女格差を見聞きしながら、ずっと考えていた物語です。そんなふうに思わない世の中になることを切望して書きました」――椰月美智子

著訳者プロフィール

●椰月 美智子:1970年神奈川県生まれ。02年『十二歳』で第42回講談社児童文学新人賞を受賞しデビュー。07年『しずかな日々』で第45回野間児童文芸賞、第23回坪田譲治文学賞をダブル受賞。 20年『昔はおれと同い年だった田中さんとの友情』で第69回小学館児童出版文化賞を受賞。21年『明日の食卓』が映画化された。その他の著書に『るり姉』『消えてなくなっても』『つながりの蔵』『さしすせその女たち』『ぼくたちの答え』など多数。