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茶の湯の歴史

1,232円(税込)
発売日2021年04月23日

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  • ISBN コード : 9784044006457
  • サイズ :文庫判    総ページ数: 384
  • 商品寸法(横/縦/束幅): 105 × 149 × 14.2 mm
  • ※総ページ数、商品寸法は実際と異なる場合があります

茶の伝来から財界数寄者まで。新説にもとづく通史の決定版

栄西が日本に茶をもたらした? 戦国武士は一服を喫して戦場に赴いた? 「わび」は禅の美学? 従来の伝承や固定観念を史実から再検証し、茶の湯と日本文化の新たな像を描き出す。珠光や紹鴎、利休、織部、遠州から、家元制度成立、近代数寄者や戦時下の茶道まで。中世寺院における茶の栽培、茶勝負や香道の実相、連歌の美意識の影響など、新たな研究成果を踏まえつつ、点前と作法の観察からつむがれる通史の決定版。解説・藤森照信

著訳者プロフィール

●神津 朝夫:1953年東京生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。ドイツ、マンハイム大学に2年間留学。帝塚山大学大学院修了。博士(学術)。短大・大学教員を経て、著述業。著書に『千利休の「わび」とはなにか』(角川ソフィア文庫)、『茶の湯と日本文化』(淡交社)、共編著に『茶書古典集成 第1巻 初期の和漢茶書』(淡交社)などがある。

目次

第一章 中国の茶と日本への伝来

 一 喫茶のはじまり
 二 『茶経』と唐代の茶
 三 日本への茶の伝来
 四 平安時代の喫茶

第二章 茶の湯以前

 一 栄西と『喫茶養生記』
 二 鎌倉時代の茶道具
 三 茶勝負の流行
 四 茶屋と一服一銭

第三章 茶の湯の成立

 一 茶の湯の誕生
 二 珠光と宗珠
 三 本数寄と侘数寄
 四 茶の湯の構成要素

第四章 茶の湯の大成

 一 千利休
 二 山上宗二と『山上宗二記』
 三 利休の後継者たち
 四 茶の湯大成期の茶会

第五章 茶道への展開

 一 家元制度の成立
 二 点前体系の成立
 三 点前と作法の変遷
 四 煎茶と茶道

第六章 近代の茶道

 一 明治維新と茶道
 二 近代から現代へ

茶の湯関連年表
主要参考文献
旧版あとがき
文庫版あとがき

解説 藤森 照信