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かぞえきれない星の、その次の星
9784041111741
かぞえきれない星の、その次の星
著者:
重松 清
1,870
円(税込)
発売日
2021年09月17日
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ISBN コード : 9784041111741
サイズ :四六判 総ページ数: 352
商品寸法(横/縦/束幅): 128 × 188 × 28.5 mm
※総ページ数、商品寸法は実際と異なる場合があります
さみしさは消えない。でも、希望は、ある。11の小さな星たちの物語
さみしさは消えない。でも、希望は、ある
かぞえきれないものを、ときどき見たほうがいい。
ぼくたちは皆、また間違えてしまうかもしれないから――
感染症がひろがり休校になってしまった春、子どもたちのためにこいのぼりが企んだのは……。 「こいのぼりのナイショの仕事」「こいのぼりのサイショの仕事」
大切で大好きな相手であればあるほどいまは会えない。父と娘は、画面越しで会話する。 「天の川の両岸」
ミックスルーツのリナはお母さんと二人暮らし。「日本人らしい」っていったい何だろう――。 「コスモス」
「星のかけらには、さみしさが埋まってる」
夜空にちりばめた、11の小さな星たちの物語
「誰かに会いたいと思ってるとき、ほんとうはもう会えてるのかもしれないな」
収録作品:こいのぼりのナイショの仕事/ともしび/天の川の両岸/送り火のあとで/コスモス/原っぱに汽車が停まる夜/かえる神社の年越し/花一輪/ウメさんの初恋/こいのぼりのサイショの仕事/かぞえきれない星の、その次の星
雑誌「小説 野性時代」掲載作に書き下ろしを加えた、全11篇
【著者コメント】
現実にはありえない話だけど、
2021年を生きる10代の自分に届けたくて、
この本を書きました。
――重松 清
著訳者プロフィール
●重松 清:1963年、岡山県生まれ。出版社勤務を経て執筆活動に入る。91年『ビフォア・ラン』でデビュー。99年『ナイフ』で坪田譲治文学賞、『エイジ』で山本周五郎賞、2001年『ビタミンF』で直木賞、10年『十字架』で吉川英治文学賞、14年『ゼツメツ少年』で毎日出版文化賞を受賞。話題作を次々に刊行する傍ら、ルポルタージュやインタビューなども手がける。『疾走』『とんび』『希望ヶ丘の人びと』『ファミレス』『赤ヘル1975』『木曜日の子ども』『ひこばえ』『ルビィ』『ハレルヤ!』『めだか、太平洋を往け』等著書多数。
目次
収録作品
「こいのぼりのナイショの仕事」:感染症がひろがり休校になってしまった春、子どもたちのためにこいのぼりが企んだのは……。
「ともしび」:昔むかし、いくさに敗れた人たちを迎えた村は、今は「きみたち」――自分の居場所をなくした子どもたちを、迎える村になった。
「天の川の両岸」:感染症流行で、大切な相手であればあるほど会えない日々。パパは毎日、画面越しの娘と会話する。
「送り火のあとで」:亡くなった母を迎えるお盆、今年は新しい「ママ」がいる。ぼくと姉の揺らぐ気持ちは……。
「コスモス」:ミックスルーツのリナはお母さんと二人暮らし。友達からは、「日本人っぽい」とも「日本人離れ」とも言われて――。
「原っぱに汽車が停まる夜」:原っぱで遊ぶ、大勢の子どもたち。夜だけ現れるこの不思議な場所に来る子たちには、「影」がない。
「かえる神社の年越し」:なかったことにしたいこの一年の切ない願いを託されて、神社の「かえる」たちは年を越す。
「花一輪」:鬼退治のため村に逗留中の桃太郎の一行。なかなか動かない彼の狙いとは……。
「ウメさんの初恋」:もう先が長くないというひいおばあちゃんのウメさん。彼女のおひなさまと戦争の話を聞いた私は……。
「こいのぼりのサイショの仕事」:新しい春もウイルスは猛威をふるっている。おとなだけの「ナイショの仕事」ができない僕たちだって、できることをしたいんだ。
「かぞえきれない星の、その次の星」:気がつくと、「ぼく」は夜の砂漠にいた。星空の下、出会った「おじさん」と話したのは……。物語と世界の真実を示す、最後の一篇。
雑誌「小説 野性時代」掲載作に書き下ろしを加えた、全11篇
#角川書店
#一般書
#単行本
#単行本1(5000円未満)
#文芸単行本
#日本
#130:角川書店単行本
#重松 清
さみしさは消えない。でも、希望は、ある。11の小さな星たちの物語
さみしさは消えない。でも、希望は、あるかぞえきれないものを、ときどき見たほうがいい。
ぼくたちは皆、また間違えてしまうかもしれないから――
感染症がひろがり休校になってしまった春、子どもたちのためにこいのぼりが企んだのは……。 「こいのぼりのナイショの仕事」「こいのぼりのサイショの仕事」
大切で大好きな相手であればあるほどいまは会えない。父と娘は、画面越しで会話する。 「天の川の両岸」
ミックスルーツのリナはお母さんと二人暮らし。「日本人らしい」っていったい何だろう――。 「コスモス」
「星のかけらには、さみしさが埋まってる」
夜空にちりばめた、11の小さな星たちの物語
「誰かに会いたいと思ってるとき、ほんとうはもう会えてるのかもしれないな」
収録作品:こいのぼりのナイショの仕事/ともしび/天の川の両岸/送り火のあとで/コスモス/原っぱに汽車が停まる夜/かえる神社の年越し/花一輪/ウメさんの初恋/こいのぼりのサイショの仕事/かぞえきれない星の、その次の星
雑誌「小説 野性時代」掲載作に書き下ろしを加えた、全11篇
【著者コメント】
現実にはありえない話だけど、
2021年を生きる10代の自分に届けたくて、
この本を書きました。
――重松 清
著訳者プロフィール
目次
「こいのぼりのナイショの仕事」:感染症がひろがり休校になってしまった春、子どもたちのためにこいのぼりが企んだのは……。
「ともしび」:昔むかし、いくさに敗れた人たちを迎えた村は、今は「きみたち」――自分の居場所をなくした子どもたちを、迎える村になった。
「天の川の両岸」:感染症流行で、大切な相手であればあるほど会えない日々。パパは毎日、画面越しの娘と会話する。
「送り火のあとで」:亡くなった母を迎えるお盆、今年は新しい「ママ」がいる。ぼくと姉の揺らぐ気持ちは……。
「コスモス」:ミックスルーツのリナはお母さんと二人暮らし。友達からは、「日本人っぽい」とも「日本人離れ」とも言われて――。
「原っぱに汽車が停まる夜」:原っぱで遊ぶ、大勢の子どもたち。夜だけ現れるこの不思議な場所に来る子たちには、「影」がない。
「かえる神社の年越し」:なかったことにしたいこの一年の切ない願いを託されて、神社の「かえる」たちは年を越す。
「花一輪」:鬼退治のため村に逗留中の桃太郎の一行。なかなか動かない彼の狙いとは……。
「ウメさんの初恋」:もう先が長くないというひいおばあちゃんのウメさん。彼女のおひなさまと戦争の話を聞いた私は……。
「こいのぼりのサイショの仕事」:新しい春もウイルスは猛威をふるっている。おとなだけの「ナイショの仕事」ができない僕たちだって、できることをしたいんだ。
「かぞえきれない星の、その次の星」:気がつくと、「ぼく」は夜の砂漠にいた。星空の下、出会った「おじさん」と話したのは……。物語と世界の真実を示す、最後の一篇。
雑誌「小説 野性時代」掲載作に書き下ろしを加えた、全11篇