喜べ、幸いなる魂よ

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喜べ、幸いなる魂よ

2,090円(税込)
発売日2022年03月02日
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  • ISBN コード : 9784041114865
  • サイズ : 四六判 総ページ数: 320ページ
  • 商品寸法(横/縦/束幅): 128 × 188 × 29.0 mm
  • ※総ページ数、商品寸法は実際と異なる場合があります

不自由な時代を軽やかに駆け抜ける! 第74回読売文学賞受賞作

【第74回読売文学賞(小説賞)受賞作】18世紀ベルギー、フランドル地方の小都市シント・ヨリス。ヤネケとヤンは亜麻を扱う商家で一緒に育てられた。ヤネケはヤンの子を産み落とすと、生涯単身を選んだ半聖半俗の女たちが住まう「ベギン会」に移り住む。彼女は数学、経済学、生物学など独自の研究に取り組み、ヤンの名で著作を発表し始める。ヤンはヤネケと家庭を築くことを願い続けるが、自立して暮らす彼女には手が届かない。やがてこの小都市にもフランス革命の余波が及ぼうとしていた――。女性であることの不自由をものともせず生きるヤネケと、変わりゆく時代を懸命に泳ぎ渡ろうとするヤン、ふたりの大きな愛の物語。

著訳者プロフィール

●佐藤 亜紀:1962年、新潟県生まれ。91年『バルタザールの遍歴』で日本ファンタジーノベル大賞を受賞しデビュー。2003年『天使』で芸術選奨新人賞、08年『ミノタウロス』で吉川英治文学新人賞、23年『喜べ、幸いなる魂よ』で読売文学賞(小説賞)を受賞した。著書に『鏡の影』『モンティニーの狼男爵』『雲雀』『激しく、速やかな死』『醜聞の作法』『金の仔牛』『吸血鬼』『スウィングしなけりゃ意味がない』『黄金列車』などがある。
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