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さあ、異世界に行って結婚しましょう?
「異世界に行って結婚してくれませんか?」突然現れた名も知らぬ美少女のセリフにあわてふためく俺だったが、どうやら彼女自身のプロポーズではないという。
彼女は使者であり、行方不明になっていた俺の姉が、実は異世界に転生していて、そのメッセージを伝えに来たらしく――。
「お姉ちゃんのこと好き? なら、異世界で結婚しましょう? あなたのために都市を支配したんだから」
……どうやら弟との結婚を可能にするために異世界に行き、都市のルールを変えるほどの無双をしていたみたいである。
――そう、俺の姉は異世界最強の支配者『らしい』。