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狐火の辻

792円(税込)
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発売日2022年01月21日
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  • ISBN コード : 9784041120514
  • サイズ :文庫判    総ページ数: 256
  • 商品寸法(横/縦/束幅): 105 × 149 × 9.8 mm
  • ※総ページ数、商品寸法は実際と異なる場合があります

『涙香迷宮』の流れを汲む、鬼才が放つ圧巻のサスペンス・ミステリ。

土砂降りの雨の夜、湯河原の町で起きた轢き逃げ事件。数年後、またも温泉街で生じた交通事故。どちらも犯人逮捕に至らないまま、再び起きた郊外の交通事故では、なぜか被害者が跡形もなく消えてしまった。連続する事故に興味を抱いた刑事の楢津木は、やがて街中で次々に起こる奇妙な出来事や怪談にも繋がりを見出すが捜査は難航。彼はIQ208の天才棋士、牧場智久の力を借り真相解明に乗り出す。本格ミステリ大賞受賞作、『涙香迷宮』の流れを汲む迷宮的サスペンス・ミステリ。

著訳者プロフィール

●竹本 健治:1954年、兵庫県生まれ。22歳の時中井英夫の推薦を受け、雑誌「幻影城」に『匣の中の失楽』を長編連載、作家デビューする。2016年、数々のミステリ・ランキングに『涙香迷宮』が上位に入り、17年度第17回ミステリ大賞を小説部門で受賞。『囲碁殺人事件』ほかゲーム・シリーズ、「ウロボロス」シリーズ、『クレシェンド』『しあわせな死の桜』『凡虚学研究会』『腐食の惑星』等、著書多数。

目次

序としての三つの断章
 「返せ」と言うもの/土砂降りの雨のなかで/OB会での出来事

一 何が
 消えた歩行者/湯けむりの会話/顔を変えた世界/幽霊のおかげ/タクシー怪談/満月に少し足りない

二 何を
 山中の出来事/居酒屋の探偵団/頑迷さの所以/湯けむりの会話 再び/夕焼けのなかの異変

三 何で
 怪談を遡さかのぼる/解決と宿題/電話/これは偶然か?

四 何故
 電話 再び/破滅の刻限/湯けむりの会話 三たび/捜し物をする女/相継ぐ進展

五 何のために
 電話 三たび/緑の沼の底から/そのとき何が起こったか?/
 鷹ではなく、フクロウ/一点の曇りもなく/密会と謀殺/判明した諸相

結としての二つの断章
 奥の手