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ハンス・ヨナスの哲学

1,056円(税込)
発売日2022年03月23日
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  • ISBN コード : 9784041124079
  • サイズ :文庫判    総ページ数: 240
  • 商品寸法(横/縦/束幅): 105 × 149 × 9.2 mm
  • ※総ページ数、商品寸法は実際と異なる場合があります

ハイデガーの弟子が投げかけた、「未来への責任」の哲学。

ハイデガーの弟子、ユダヤ人のハンス・ヨナスはその生命・技術倫理で国際条約などに広範な影響を与えた哲学者。彼の思想は、師・ハイデガーがナチスを賛美するという衝撃やアウシュビッツ収容所で母親を亡くすという悲しい経験に思索を重ね練り上げられた。「人は未来世代へ責任を取りうるのか?」原子力発電やゲノム編集など今なお発展し続ける技術と生命への問いに対し、まさに必要とされるヨナス哲学の入門書。文庫化にあたり、「補論 『存在と時間』とヨナス」を書き下ろし掲載。

著訳者プロフィール

●戸谷 洋志:1988年、東京都世田谷区生まれ。専門は哲学、倫理学。大阪大学大学院博士課程満期取得退学。大阪大学大学院医学系研究科医の倫理と公共政策学教室特任研究員。現代思想を中心に、科学技術をめぐる倫理のあり方を研究している。第31回暁烏敏賞受賞。

目次

はじめに
凡例
第一章 ヨナスの人生
第二章 テクノロジーについて―技術論
第三章 生命について―哲学的生命論
第四章 人間について―哲学的人間学
第五章 責任について
第六章 未来への責任の基礎付け
第七章 神について―神学
おわりに
補 論  『存在と時間』とヨナス
読書案内
文庫版あとがき