- ISBNコード
- 9784048962414
- 商品形態
- 一般書
- サイズ
- 四六判
- 商品寸法(横/縦/束幅)
- 128 × 188 × 24.0 mm
- 総ページ数
- 312ページ
映画化決定! 著書累計51万部突破!!
東京は、あと一分で終わる。愛していると言えないうちに―。
愛って、なんだ。永遠って、なんだ。眠れない夜は、どうすればいい。
この退屈は、虚しさは、どうすればいい。
どうせ他人になるのに、どうして私たちはどうでもいい話をしたがるのだろう。
どうせ死んでしまうのに、どうして今こうして生きているんだろう。
死ぬまでに本当にやりたかったことって、一体なんだったのだろう。
いま、青春小説史上、恋愛小説史上、犯罪小説史上、
最高に過激で孤独、そして正しく、美しい夜更かしが始まる。
***
友達はいない。恩師もいない。恋人もできない。好きな人の好きな人は私ではない。夢も趣味も特技もない。InstagramもTwitterもYouTubeもくだらない。なにもかもが眩しく、虚しく、どうでもいい。
東京で一人暮らしを始めた大学一年生の「私」は、夜になっても眠ることができない。やりたいこともなりたいものもなく、無気力な日々の中、「私」はサークルに入り冷酷で美しく聡明な「先輩」と出会う。しかし彼女一人を除いて誰とも馴染めず、すぐそのサークルとも疎遠となる。そんな「私」を唯一潤わしたのは、毎晩のように東京タワーの近くまで歩いて行き、毎晩のようにタワーだけを眺め続ける、そんな無意味な行為だけだった。 講義にもサークルにも行かず、散歩をするか、あるいは図書館で勉強を続けるだけの生活に半ば絶望していた夜、図書館横の喫煙所に佇んでいると見知らぬ男が「火、ある?」と声を掛けてきた。
この男との出会いが、これから起こることのすべて―悪戯、銅像破壊工作、大学破壊工作、暴動、そして東京破壊計画―つまり、最悪の始まりだった。一方、「私」と「先輩」の距離はだんだんと接近していく……。
愛って、なんだ。永遠って、なんだ。眠れない夜は、どうすればいい。
この退屈は、虚しさは、どうすればいい。
どうせ他人になるのに、どうして私たちはどうでもいい話をしたがるのだろう。
どうせ死んでしまうのに、どうして今こうして生きているんだろう。
死ぬまでに本当にやりたかったことって、一体なんだったのだろう。
いま、青春小説史上、恋愛小説史上、犯罪小説史上、
最高に過激で孤独、そして正しく、美しい夜更かしが始まる。
***
友達はいない。恩師もいない。恋人もできない。好きな人の好きな人は私ではない。夢も趣味も特技もない。InstagramもTwitterもYouTubeもくだらない。なにもかもが眩しく、虚しく、どうでもいい。
東京で一人暮らしを始めた大学一年生の「私」は、夜になっても眠ることができない。やりたいこともなりたいものもなく、無気力な日々の中、「私」はサークルに入り冷酷で美しく聡明な「先輩」と出会う。しかし彼女一人を除いて誰とも馴染めず、すぐそのサークルとも疎遠となる。そんな「私」を唯一潤わしたのは、毎晩のように東京タワーの近くまで歩いて行き、毎晩のようにタワーだけを眺め続ける、そんな無意味な行為だけだった。 講義にもサークルにも行かず、散歩をするか、あるいは図書館で勉強を続けるだけの生活に半ば絶望していた夜、図書館横の喫煙所に佇んでいると見知らぬ男が「火、ある?」と声を掛けてきた。
この男との出会いが、これから起こることのすべて―悪戯、銅像破壊工作、大学破壊工作、暴動、そして東京破壊計画―つまり、最悪の始まりだった。一方、「私」と「先輩」の距離はだんだんと接近していく……。
目次
第一章 星にも屑にもなれないと知った夜に
第二章 携帯を握り締めても思い出はできない
第三章 誰でもいいから傷つけたかった、傷つけられたかった
第四章 君も一人かと夜は言った
第五章 愛は脅迫状
第六章 寂しいって言ったら死刑になる星で
第七章 悪い恋
第八章 美しくない街の、美しくない夜の、美しい私たち
第九章 ふたりきりにはなれないふたり
第十章 おまえに好かれるために生きてる訳がねえだろ
第十一章 七号館のテロリスト
第十二章 真夜中乙女戦争開始宣言
第十三章 ヴィヴィッド・ピンクの悪意と愛を込めて
第十四章 狂
第十五章 「愛していない、愛していない、愛していない」
第十六章 絶望はサンタクロースのように
第十七章 夜が明けるまでに愚か者どもが告げるべき愛は
第二章 携帯を握り締めても思い出はできない
第三章 誰でもいいから傷つけたかった、傷つけられたかった
第四章 君も一人かと夜は言った
第五章 愛は脅迫状
第六章 寂しいって言ったら死刑になる星で
第七章 悪い恋
第八章 美しくない街の、美しくない夜の、美しい私たち
第九章 ふたりきりにはなれないふたり
第十章 おまえに好かれるために生きてる訳がねえだろ
第十一章 七号館のテロリスト
第十二章 真夜中乙女戦争開始宣言
第十三章 ヴィヴィッド・ピンクの悪意と愛を込めて
第十四章 狂
第十五章 「愛していない、愛していない、愛していない」
第十六章 絶望はサンタクロースのように
第十七章 夜が明けるまでに愚か者どもが告げるべき愛は