「今回の取り組みを開始するにあたって、昔のカタログを見せていただいたんですよ。そしたらその中に、『ご婚約前の美智子皇后が愛用されていたバッグ』というのが載っていて、これいいなー!って思ったんですよ。今はもう商品ラインナップにはないものなので、このデザインを踏襲しながら素材を変えたりして今のものができないかなと思いました」
「当時の物はレディースのハンドバッグのイメージに近いものですね」
「だからサイズも大きくしました」
「正直、意外なところにきたなって思いましたよ」
「そうですか(笑)」
「ええ(笑)。でも、よくよく考えたら、なぜこれに今まで手をつけてなかったんだろうって気づかされたんです」
「なるほど」
「うちの商品の歴史で言うと、まずは創業者が開発した『エレガントバッグ』というものがあります。会社にとっても最初に大ヒットした商品なので、ピックアップされる機会が多いのはそちらです。それから、うちの会社自体がメンズの商品主体になったというのもあるかもしれません。だからこのハンドバッグに小山さんが反応された時は、ちょっとビックリしたというか、『あ!』って思いました」
「サンプルが上がってから何日か使わせてもらったんですけど、これがちょうどいいんですよ。ちょうど入るんです」
「というと?」
「Mac Book Air の11インチが、ほら、ピッタリ入るんですよ。これって、意図しないでこのサイズですよね?」
「はい(笑)」
「これ、カバンの底にそのまま置けるっていうのがすごくいいんですよね。それで、しばらく使ってたらこれが一番使いやすくなっちゃって(笑)。持って行くたびに、それどこのバッグですか?ってよく聞かれますよ」
「うれしいですね」
「だから旅行や出張はもちろんなんですけど、普段からトートバッグを使うような感じで何でも入れて持ち歩けますね。トートよりも安心感があるというかね。それと形が崩れないですね。そこが最大の特徴じゃないでしょうか。じつはこれにショルダーストラップを付けますか?って提案もされたんですけど、要らないって言ったんですよ(笑)。手で持つのがこいつはスタイルだからって」
「スタイルって大事ですよね。古い職人さんと話してたら、昔はこういうカバンを持って熱海に新婚旅行に行くのが夢だったんだよねってしみじみおっしゃってて。あぁ、なんかそういうことなんだよなって納得したんです」
「あぁ、うんうん。一泊でも旅をすることが昔はすごく価値があって、みんなわくわくしながら一泊の旅に出てたけど、今は一泊くらいだったらいつでも行けますしね。熱海に新婚旅行へ行ってたって、すごいよね(笑)。それが幸せだったっていう時代はほんといいなと思いますよ
「このデイパックに関しては、ボストンバッグの対極にあるというか、機能優先、実用面での使いやすさをとにかく追求したという感じですね。だから僕が普段使ってる感じをそのまま製品にしていただいたんですよね。とくにカード類はいつも1軍、2軍、3軍って分けて持っていて、それらをひとつのポーチにまとめて収納してるんですよ。どういうことかと言うと(笑)。よく使う銀行のカードとかクレジットカードは1軍で、たまに使うレンタルのカードなんかは2軍、めったに使わないけど必要になる時がある病院の診察券なんかは3軍というふうに、勝手に自分の中で分けてるんですよ(笑)。カードって欲しい時に欲しいものが出てこなかったりするじゃないですか、あれが嫌なんですよね」
「この収納の考え方っていうのは僕も小山さんと似てて、一度やるとやめられないですよね」
「他にも機能面での工夫がたくさんあって。たとえばレインカバーが付いていて、それが収納できるようになっているとか。あとはポーチのファスナーは気持ちいいんですよ(笑)」
「そうなんです。スナック菓子の袋を開ける時のようなアクションでファスナーを開けられる仕様を取り入れています。実際うちで展開しているシリーズで『スナックパック』という商品名です」
「生地も特徴がありますよね」
「これは近江ちぢみという伝統的な日本の生地の技法をナイロンで表現したものです。この独特のシワが消えずに続きます」
「一度吉田カバンさんのショールームを見に行かせていただいた時に、いろんな生地があることに驚いたんですよ。だからひとつのデイパックにいろんな生地を使ってるんですよね」
「そうなんです。背面は異なる生地を使っていますし、もちろん内装も違うものを使っていたり、要所に革も使っています」
1964年、熊本県生まれ。大学在学中に放送作家としての活動を開始し、これまで数々のヒット番組を手がける。その他、初の映画脚本となった『おくりびと』が国内外の映画賞に輝くなど幅広く活動している。くまモンの生みの親としても広く知られている。
1968年、神奈川県生まれ。文化服装学院卒業後、’89 年、吉田カバンに入社。入社後は企画部に配属され、デザイナーして活躍。その後は、デザインだけではなく企画開発本部 取締役本部長として会社の中軸を担う。
販売価格 49,806円(税込み)
販売価格 40,537円(税込み)
販売価格 1,705円(税込み)
※ATMはAtamiから。かつて熱海の新婚旅行に持って行ったような鞄という意味で。
バッグのテーマは「一泊二日の国内旅行」。美智子妃殿下がご使用されていたバッグをモチーフに、ひと回りサイズを大きくし、キャンバス地に革をあしらった、大人の男性の旅行バッグ。また、あえて中には細かな仕切りをつけず、それでいて、11インチのノートPCがバッグの底に平置きで入れられるジャストサイズとなっていて仕事に使える。
予約期間:2016年5月2日~2016年5月31日
商品発送:2016年12月下旬予定
※予定数に達した時点で受付を終了させて頂きます。
※2016年3月30日~2016年4月30日までにご予約いただいた方への商品発送は、2016年12月上旬を予定しております。
※Kundo Koyama のワガママを詰め込んだアイテムであり、吉田カバン80周年から「80」をとった。
小山さんが普段、名刺やカードを使う頻度に合わせて別々に収納していることから発想を受け、名刺入れ・カードケース・ペンケースなどをまとめてアウトポケットに収納できる仕様のデイパック。生地は近江ちぢみの技法を用いたナイロンツイル。程よいしわ加工が大人っぽい風合いを醸し出している。また、何よりも驚くのがその軽さ。持った感じはまるで紙でできているような感じだ。もちろん吉田製。強度はご安心あれ。
予約期間:2016年5月2日~2016年5月31日
商品発送:2016年12月下旬予定
※予定数に達した時点で受付を終了させて頂きます。
※2016年3月30日~2016年4月30日までにご予約いただいた方への商品発送は、2016年12月上旬を予定しております。
ハンドルやリュックストラップなどの要所に本革を使用している。エンボス加工によるブラック一色のタグも大人っぽい仕上がり。
内装にはクッション材を入れたPC収納ポケットが。15インチのノートPCが収納できる。また、外側はペットボトルや折り畳み傘などを収納するメッシュ素材のサイドポケットも。さまざまなシチュエーションを考慮した収納の充実が吉田カバンらしい。
ペンケース①、名刺入れ②、カードケース③、小銭入れ④、ポーチ⑤の5つの収納ケース付き。②〜④を⑤のポーチに入れて収納できる。また、ポーチ⑤は“スナックパック”仕様で両端を引っ張るだけで開けることができる。スナック菓子の袋を開けるときのような感覚が気持ちよい。
予測できない雨のときにも中の大事な書類やPCなどを濡らすことはないようにレインカバーが付属。このカバーは、背面下部に収納できる。もちろん、使った後は、取り外して乾かすこともできる。
カラー:ブラック
生地:ナイロン
サイズ:W290× H450× D120 (mm)
生地:ナイロン/サイズ:W105× H70(mm)
生地:ナイロン/サイズ:W170× H125× D35(mm)
生地:ナイロン
サイズ:W190× H115 (mm)
生地:ナイロン/サイズ:W115× H75× D20(mm)
生地:ナイロン/サイズ:W100× H70× D20(mm)