知っておきたい「食」の日本史

知っておきたい「食」の日本史

616円(税込)
発売日2009年08月25日

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  • ISBN コード : 9784044064129
  • サイズ : 文庫判 総ページ数: 240ページ
  • 商品寸法(横/縦/束幅): 105 × 149 × 9.5 mm
  • ※総ページ数、商品寸法は実際と異なる場合があります

ハクサイは日清・日露戦争後にやってきた? 「食」をめぐる面白日本史!

古代のモダン食品だった団子、大仏とソラマメの意外な関係、豆腐料理が大変身したおでん、イスラームの菓子だったがんもどき、下魚として嫌われたマグロ、ハクサイと日清戦争など、思わず「へエー」と驚く身近な食材と料理にまつわるウンチクを大公開。『「食」の世界史』の著者が、世界の動きとともに日本の食文化がどのように組み替えられてきたかを語る、雑学的な一口話としても読みごたえのある、歴史と文化の面白日本史。

著訳者プロフィール

●宮崎 正勝:1942年生。元北海道教育大学教育学部教授。専攻は、前近代の国際交流史、世界史教育。著書に『海からの世界史』(角川選書)、『知っておきたい「食」の世界史』『知っておきたい「酒」の世界史』(角川ソフィア文庫)など多数。

目次

はじめに

第一章 古代からの豊かな「食」

 1 自然に囲まれた「旬」の食材
 2 コメ文化のはじまり
 3 粥と赤飯と鮨
 4 貴重だった塩
 5 トコロテンとサケとアユ

第二章 大陸からきた「食」の文化

 1 遣唐使と「食」の文化
 2 モダンな箸の伝来
 3 醍醐味は遊牧民の味
 4 納豆と団子とうどん
 5 砂糖、ソラマメ、レンコンの意外な伝来
 6 魚醤から味噌へ
 7 ソバとコンニャクとイワシとゴボウ

第三章 「食」のルネサンス、室町時代

 1 室町時代に変わった「食」の文化
 2 新しい「食」のかたちと「茶の湯」
 3 懐石料理と点心
 4 大活躍する豆腐
 5 味噌汁とゴマ
 6 醤油とコンブと鰹節
 7 点心にルーツをもつお好み焼きとまんじゅう
 8 羊羹とういろうの面白いルーツ
 9 「お酒」の大躍進

第四章 ポルトガルとオランダが運んだ「食」

 1 ポルトガル人が運んだ食文化
 2 海を渡ったコショウとトウガラシ
 3 贅沢品だった砂糖
 4 パンとビスケットの伝来
 5 天麩羅とがんもどき
 6 キュウリとカボチャの食べられ方
 7 「オランダ」と名がつく食品

第五章 江戸時代につくられた食文化

 1 日本料理の完成と江戸、大坂
 2 富裕化する町人と会席料理、幕の内弁当
 3 江戸庶民のファーストフード
 4 全国化した浅草海苔と佃煮
 5 新香から沢庵へ
 6 スイカ、インゲン、サツマイモ
 7 初鰹と目黒のサンマ
 8 江戸の菓子文化と柏餅、きんつば、大福

第六章 「洋食」の誕生と世界化する食卓

 1 日本式「西洋料理」
 2 文明開化とすき焼き、牛鍋
 3 日本人に愛されたカレーライス
 4 「初恋の味」はモンゴルから
 5 第一次世界大戦のドイツ人捕虜が伝えたソーセージ
 6 日中戦争がもたらした餃子
 7 アメリカ軍が普及させたサラダとレタス
 8 ハンバーグと世界化する「ハンバーガー」
 9 食卓とドラえもんのポケット

 参考文献
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