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いのちの息遣いにふれる、言葉の手ざわり。擬態語から探る現代人の存在感覚
「のろのろ」「おろおろ」。動作の擬音ではなく、振舞いの抽象としての表現が、なぜぴたりとその様態を伝えるのか。ドイツ語で「音の絵」ともいうオノマトペを現象学的に分析。現代人の存在感覚を解き明かす。〈目次〉
言葉の感覚 序にかえて
1 声のふるまい オノマトペのさまざまな顔
ぎりぎり
ぐずぐず
ちぐはぐ
ゆらゆら
ふわふわ
ほっこり
ぼろぼろ
なよなよ
にやにや
ねちゃねちゃ
2 音の絵 オノマトペの構造
1 音の絵
感覚による抽象
批評と否定
2 言葉の内臓感覚
音の軌み
内圧の高まり
言葉の原体
3 律動と情調
初発のリズム
いのちの息遣い
4 感覚の越境
声のテクスチユア
音色──肌理の表現
干渉しあう感覚
5 意味の内と外
アナーキーな言葉の輝き
意味と音調
意味と無意味
オノマトペの造語機能
6 魂の言葉 結びにかえて
あとがき
著訳者プロフィール