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犬が来る病院 命に向き合う子どもたちが教えてくれたこと

装画: 酒井 駒子
発売日
2016年11月30日
在庫なし
1,650
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ISBNコード
9784041035085
商品形態
一般書
サイズ
四六判
商品寸法(横/縦/束幅)
128 × 188 × 13.0 mm
総ページ数
224ページ
聖路加国際病院 小児病棟での感動の記録!
聖路加国際病院は、日本で初めて小児病棟にセラピー犬の訪問を受け入れた医療機関です。本書は、著者がそこにおよそ3年半にわたり取材した中で、出会った四人の忘れがたい子どもたちの生死を通して描いた感動のノンフィクションです。四人のうち二人は生還できましたが、二人は幼くして世を去りました。亡くなった子どもたちは、短い人生の最後の日々をどう生きたのか。また、退院した子どもたちは、小児病棟での日々から自分の人生に、どのような影響を受け今を生きているのか。入院中であっても、子どもたちが豊かな時間を過ごし、困難を乗り越えていけるように、医師や看護師、保育士、心理士、チャプレン(病院等で働く牧師)など数多くのスタッフたちで行われる取り組みについて、四人の子どもたちを通して描いた感動の記録。

目次

はじめに
第一章 子どもたちの生きる力を引き出す
セラピー犬が来る日/犬の訪問活動はどのように始まったか/子どもが子どもらしくいられるように/トータル・ケアを支える協働/きょうだい支援
第二章 出会い 
ちぃちゃんとの出会い/犬の来る病院へ/自分の内から出る笑い/信ちゃんと翔太くん/つばさ学級/ちぃちゃんの退院
第三章 闘いの日々
悦子さん/ちぃちゃん、再入院/友情を育む/どうして神様は二度も私を病気にしたの?/クリーンルームへ/骨髄移植
第四章 別れ
再々発/思い出作り/セイラの旅立ち/最期の日々/花が散った
第五章 最後まで豊かな時間を
信ちゃんと翔太くん、退院/危機/そらぷちキッズキャンプへ/新しい家族を迎える/信ちゃんの最期の日々
第六章 病を生きるということ
悦子さんの高校生活/整形外科での苦闘/暗いトンネルを抜けるまで
第七章 それぞれのその後
医師をめざして/いくつもの山を越えて/一人だったらがんばれなかった/悲嘆とどう折り合いをつけるか
おわりに―あとがきに代えて
小児がんの治療とトータル・ケア   細谷亮太(聖路加国際病院 顧問)