先祖の話

先祖の話

704円(税込)
発売日2013年06月21日

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  • ISBN コード : 9784044083151
  • サイズ : 文庫判 総ページ数: 256ページ
  • 商品寸法(横/縦/束幅): 105 × 149 × 10.0 mm
  • ※総ページ数、商品寸法は実際と異なる場合があります

あの世とこの世を行き来する先祖と家の繋がりを明らかにする

人は死ねば子孫の供養や祀りをうけて祖霊へと昇華し、山々から家の繁栄を見守り、盆や正月にのみ交流する――膨大な民俗伝承の研究をもとに、日本人の霊魂観や死生観を見いだす。戦下で書かれた晩年の傑作。解説・大塚英志

著訳者プロフィール

●柳田 国男:1875年兵庫生まれ。民俗学者。東京帝国大学法科大学卒業後、農商務省に入り、法制局参事官、貴族院書記官長などを歴任。1935年、民間伝承の会を創始し、日本民俗学の独自の立場を確立。1962年逝去。『新版 遠野物語 付・遠野物語拾遺』(角川ソフィア文庫)ほか著書多数。

目次

自序

一 二通りの解釈
二 小さな一つの実例
三 家の初代
四 御先祖になる
五 相続制と二種の分家
六 隠居と部屋
七 今と昔との違い
八 先祖の心づかい
九 武家繁栄の実情
一〇 遠国分家
一一 家督の重要性
一二 家の伝統
一三 まきと親類と
一四 まきの結合力
一五 めでたい日
一六 門明け・門開き
一七 巻うち年始の起原
一八 年の神は家の神
一九 年棚と明きの方
二〇 神の御やしない
二一 盆と正月との類似
二二 歳徳神の御姿
二三 先祖祭の観念
二四 先祖祭の期日
二五 先祖正月
二六 親神の社
二七 ほとけの正月
二八 御斎日
二九 四月の先祖祭
三〇 田の神と山の神
三一 暮れの魂祭
三二 先祖祭と水
三三 みたまの飯
三四 箸と握り飯の形
三五 みたま思想の変化
三六 あら年とあら御魂
三七 精霊とみたま
三八 幽霊と亡魂
三九 三種の精霊
四〇 柿の葉と蓮の葉
四一 常設の魂棚
四二 仏壇という名称
四三 盆とほかい
四四 ほかいと祭との差
四五 盆も行器
四六 ホトケの語源
四七 いろいろのホトケ
四八 祭具と祭式
四九 祀られざる霊
五〇 新式盆祭の特徴
五一 三十三年目
五二 家々のみたま棚
五三 霊神のこと
五四 祭場点定の方式
五五 村の氏神
五六 墓所は祭場
五七 祖霊を孤独にする
五八 無意識の伝承
五九 このあかり
六〇 小児の言葉として
六一 自然の体験
六二 黄泉思想なるもの
六三 魂昇魄降説
六四 死の親しさ
六五 あの世とこの世
六六 帰る山
六七 卯月八日
六八 さいの川原
六九 あの世へ行く路
七〇 ほうりの目的
七一 二つの世の境目
七二 神降ろしの歌
七三 神を負うて来る人
七四 魂を招く日
七五 最後の一念
七六 願ほどき
七七 生まれ替わり
七八 家と小児
七九 魂の若返り
八〇 七生報国
八一 二つの実際問題


注釈
解説  大塚英志
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