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吉永小百合の平和への思いあふれる一冊、長崎編が登場。読書感想文に最適!
長崎で「あの日」起こったおそろしいこと、それは──。1945年8月9日、それはとても静かな、夏の日でした。
せみの声しか聞こえません。
──ピカッ グォーッ!
とつぜん投下された一発の原子爆弾によって、
長崎の町は一瞬で廃墟となりました。
そしてたくさんの命が炎に焼かれました。
3歳で実際に原爆を体験した筒井茅乃さんのお話「娘よ、ここが長崎です」で語られる
突然の母との別れ、混乱する浦上の町のようす、救助に当たる父の姿……
これらはすべて「本当にあったこと」なのです。
この物語のほかに、原爆詩6編と手記2編も収録。
“核のない世界”を強く願う、吉永小百合の平和への思いあふれる一冊!
著訳者プロフィール
●男鹿 和雄:アニメーション美術監督・背景画家。『はだしのゲン』『となりのトトロ』『おもひでぽろぽろ』をはじめ、数多くの劇場アニメの背景画、美術設定を手がける。
●YUME:東京都在住のイラストレーター。角川つばさ文庫『ヒロシマの風 伝えたい、原爆のこと』に続いて、本書でも挿絵を担当。角川つばさ文庫『バケモノの子』の挿絵も手がけている。
目次
「娘よ、ここが長崎です」 作・筒井茅乃
【第二部】
手記
萩野美智子(当時十歳)
深堀葉子(当時十一歳)
原爆詩集
「母を恋うる歌」福田須磨子
「帰り来ぬ夏の思い」下田秀枝
「入浴」福田須磨子
「原爆のうた」福田須磨子
「あの雲消して」香月クニ子
「花こをは心のいこい」福田須磨子
【あとがき】
吉永小百合