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大津絵 民衆的諷刺の世界
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大津絵 民衆的諷刺の世界

絵: 楠瀬 日年
発売日
2016年07月23日
在庫なし
1,540
在庫がありません
ISBNコード
9784044000417
レーベル
角川ソフィア文庫
商品形態
文庫
サイズ
文庫判
商品寸法(横/縦/束幅)
105 × 149 × 16.0 mm
総ページ数
304ページ
鬼が念仏? 神さまが相撲?! かわいい江戸民画の奥深き世界に迫る
江戸時代、東海道の土産物として流行した庶民の絵画、大津絵。
鬼が念仏を唱え、神々が相撲をとり、天狗と象が鼻を競う――。
奇想天外な世界をいきいきと描くその伝統は、
いかに人気を博し、そして消えてしまったのか。
多彩な78種の画題をオールカラーで掲載し、
愛すべきヘタウマに込められた諷刺と諧謔の精神を解き明かす。
柳宗悦や梅原龍三郎、河鍋暁斎、ピカソさえも魅了された
大津絵の全貌が文庫オリジナルで今よみがえる。

目次

はじめに

第一章 江戸の庶民絵画、大津絵の歴史

 大津絵の発祥
 礼拝用の大津絵神仏画
 鬼のさまざまな姿
 戯画から教訓絵へ
 護符としての大津絵
 大津絵の現在

第二章 楠瀬日年の『大津絵』

 一、 仏
 二、 庶民の神々
 三、 鬼
 四、 英雄
 五、 若衆・奴・芸能民
 六、 美人
 七、 鳥獣

第三章 楠瀬日年と大津絵 ―― 再発見と創作

 大津絵に魅了された近代の洋画家たち
 楠瀬日年の江戸民衆芸術への憧憬
 楠瀬日年の大津絵論
 楠瀬日年の『大津絵』版画集

 おわりに

 註釈
 参考文献