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夏目漱石、現代を語る 漱石社会評論集

編・著: 小森 陽一
発売日
2016年05月10日
在庫有り
お届け予定日
翌日以降出荷
836
ISBNコード
9784040820781
レーベル
角川新書
商品形態
新書
サイズ
新書判
商品寸法(横/縦/束幅)
108 × 173 × 10.6 mm
総ページ数
240ページ
没後100年にして初の新書版評論集、発刊!漱石夏目金之助の熱き言葉。
皮相的な社会に抗し権力に個人として対峙し、上からの道徳に抗い、イデオロギーを超える事を願った――。

“時代に抗え”“国家に振り回されるな”“私を生きろ”!時代と漱石は格闘した。
「自己本位」は帝国主義に抵抗しつづけ、人種差別主義も偏狭な自己中心主義も乗り越える。
百年前の漱石の認識は、21世紀のこの国において、改めて現実的な方向性を示している。「現代日本の開化」「私の個人主義」等は、現在の状況に符合しているのだ。

目次

序 時代と漱石は格闘する――夏目漱石の文明批評

第一章 道楽と職業
  一 夏目漱石は覚悟する――「道楽と職業」(1911・8・13)

第二章 現代日本の開化
  二 皮相的な社会へ抗す――「現代日本の開化」(1911・8・15)
 
第三章 中味と形式
  三 権力と個人は対峙する――「中味と形式」(1911・8・17)

第四章 文芸と道徳
  四 上からの道徳に抗う――「文芸と道徳」(1911・8・18)

第五章 私の個人主義
  五 イデオロギーを超える――「私の個人主義」(1914・11・25)

あとがきにかえて――漱石の抵抗と私の運動