- ISBNコード
- 9784041047453
- 商品形態
- 一般書
- サイズ
- 四六判
- 商品寸法(横/縦/束幅)
- 128 × 188 × 20.0 mm
- 総ページ数
- 360ページ
『愛の讃歌』に乗せて唄い上げる感動の人生劇場! 山本幸久、最高傑作。
元ムード歌謡の歌手で、今は函館の小さなスナックのママ野原ゆかりは、本州をめざし津軽海峡をフェリーで渡っていた。ある事情で抱えた借金返済のため、昔のつてを頼ってコンサートツアーと称したドサ回りの旅に出たのである。船内で偶然知り合った同じ名前の森川縁は、12歳なのになぜかゆかりの唄に興味を持ちついて来てしまう。彼女が母親と喧嘩して家出してきたことを知ったゆかりは、親に連絡させ最終目的の東京まで連れて行くことになる。しかし、彼女のコンサートツアーは、行く先々でトラブルが起きことあるごとに中止になってしまう。なかなかステージに立てないゆかりを支える縁。2人は55歳の歳の差を超えていつか、固いきずなで結ばれていく。そしてついに最後の会場、東京に着いたふたり。ゆかりは、ここだけは絶対に唄い上げるつもりだった。そこには、ゆかりの悲しい過去が刻まれていたのだ。
笑って笑って笑って、そして……ラスト一行に号泣! ピアフの『愛の讃歌』に乗せて描かれる、切なくて人生のすばらしさに打たれる、山本幸久の最高傑作!
笑って笑って笑って、そして……ラスト一行に号泣! ピアフの『愛の讃歌』に乗せて描かれる、切なくて人生のすばらしさに打たれる、山本幸久の最高傑作!