忍者の兵法 三大秘伝書を読む

忍者の兵法 三大秘伝書を読む

1,012円(税込)
発売日2017年02月25日

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  • ISBN コード : 9784044002107
  • サイズ : 文庫判 総ページ数: 352ページ
  • 商品寸法(横/縦/束幅): 105 × 149 × 13.5 mm
  • ※総ページ数、商品寸法は実際と異なる場合があります

忍者とはなにか? 忍術書からその全容に迫る!

世を忍び、極限の状況の中を生き延びて、難問を解決してきたとされる忍者。彼らの培った忍術は、机上の論ではなく、実戦によって練り上げられた「生きる技術」の結晶である。これまで明らかにされることのなかった忍術の全貌について、詳細な記録を残す『正忍記』『万川集海』『忍秘伝』などの秘伝書を読み解きながら、歴史や概念から術や武具、禅との関わりまで、忍者の全てを白日の下に晒す。新史料・『武田流忍之書』も収載。

著訳者プロフィール

●中島 篤巳:1944年生まれ。大阪大学卒業。医学博士。古流武術連合会会長、片山流柔術宗家ほか。主著に『正忍記』、『陸軍潜水艦隊』(KADOKAWA)、『万川集海』(国書刊行会)、『忍者を科学する』(洋泉社)などがある。

目次

はじめに

第一章 忍術と忍者
 一、忍術書について
 二、江戸幕府隠密報告書を読む

第二章 忍術伝書の内容とは
 一、忍者の概念
 二、忍術の歴史
三、忍者の種類
 四、忍術の原理
 五、忍者の出陣
 六、忍術の基本型

第三章 忍術の進化と陽術・陰術
 一、忍術体系化への第二段階
 二、兵法を加味した新しい忍術の実践体験
 三、察知
 四、打診と見積り
 五、陽術と陰術
 六、「虎狼の習い」と陰術
 七、諸藩と幕府の密偵たち

第四章 行動の合理化
 一、忍具
 二、時の大事
 三、季節や年齢と睡眠の型
 四、逃走の魔術
 五、独忍と双忍

第五章 攻防一水
 一、忍者の薬
 二、火器
 三、行動する環境と忍術
 四、水平思考から実戦へ
 五、謀略の媒体を選ぶ
 六、『万川集海』の防御術
 七、『万川集海』の「忍び夜討ち」
 八、忍者の柔術と剣術
 九、忍術の呪法
 十、毒薬
 十一、身を隠す
 十二、心理誘導
 十三、人相を読む

第六章 極秘伝
 一、極秘伝序
 二、不立文字
 三、無門関
 四、敵心中に活路を求める
 五、理を以て察し、利を以て誑かす
 六、忍者の理論武装
 七、深淵の魔術を引き出す
 八、忍法、空によりて走る
 九、奥義

<コラム>
天喜事件/北斗七星で読む運勢・方向・時間/天下分目の忍者戦から/忍術と山伏/情報都市江戸/忍者に騙されないために/睡眠の生理学/帝国海軍の忍術行動/催眠誘導の効果/受容の技術/甲賀老人衆、天草を走る

付録 『武田流忍之書(全)』
おわりに
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