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ゼロからわかる虚数
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ゼロからわかる虚数

著者: 深川和久
発売日
2017年04月25日
在庫わずか
お届け予定日
翌日以降出荷
968
ISBNコード
9784041053713
レーベル
角川ソフィア文庫
商品形態
文庫
サイズ
文庫判
商品寸法(横/縦/束幅)
105 × 149 × 9.5 mm
総ページ数
240ページ
二乗してマイナスになる、ミステリアスな数の正体がやっとわかった!
ガウスやコーシーなど、名だたる数学者を魅了してきた虚数。
「二乗してマイナスになる」という実態を持たない数で、
英語では「imaginary number(想像上の数)」と呼ばれている。

その一方、オイラーがつきとめたように、eのiπ乗+1=0が成り立つなど、
虚数は数学の深遠さを次々と明らかにしてきた。
この不思議な数の正体とは?

1、2、3…といった自然数の仕組みからスタートし、
摩訶不思議な数の魅力と威力をやさしく伝えます!

目次

はじめに

第1章 虚数は本当にウソの数か? ――ヒーローとしての虚数
 01 虚数とはどのようなものか ~2乗してマイナスになるとなぜいけない?
   虚数との出会いと別れ / 虚数は本当にありえない数か? / 数への信奉

 02 実数側の状況はどうか ~実数はどれくらい「まっとうな」数か?
   実数にはどういうものがあるか / 自然数について / 分数について / 自然数の崇拝と無理数について / 少数について / 結局実数にもいろいろとわけがある

第2章 虚数はこうして認められた! ――虚数の誕生事情
 03 負の数と虚数の生い立ちと定着まで ~方程式から芽が出て成長した
   負の数と虚数 / 負の数が認められるまで / 3次方程式と虚数 / 虚数の定着 / 図形的裏付け

第3章 これが虚数のナマの姿だ! ――虚数と複素数の世界
 04 複素数と複素数平面 ~複素数の基本的性質を調べる
   虚数から複素数へ / 複素数の計算と複素平面 / 座標平面―ベクトル平面―複素数平面 / 実数と複素数の違い / 複素数の性質とまとめ

 05 複素数の乗法と回転 ~複素数をかけること
   特別な角の複素数をかけると / 極形式とは? / ド・モアブルの定理(n乗)とn乗根 / オイラーの公式 / 複素数の計算と図形

 06 複素数はどういう数か ~複素数を超える数は存在するか
   実数を超えるただ一つの数 / 四元数と八元数

第4章 複素関数の微分・積分 ――実数と複素数の微分・積分のちがい
 07 複素関数の微分 ~複素関数の微分の強い性質
   複素数に広げることの意味 / 実数の関数と複素関数の微分の定義 / テイラー展開 / 再び複素関数の微分 / 複素関数の微分可能性は強烈!

 08 複素関数と積分 ~計算を超える奇妙な性質
   実数の積分 / 面積分と線積分 / 複素関数の積分