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虚構vs.現実! 京極史上最長長編、ここに完結。第3弾!
妖怪研究施設での大騒動を境に、妖怪は鳴りを潜めていた。政府は妖怪殲滅を宣言すると、不可解な政策を次々と発表。
国民は猜疑心と攻撃性に包まれてゆく。
妖怪関係者は迫害を逃れて富士山麓に避難するが、荒俣宏や榎木津平太郎は、政府の特殊部隊によって捕縛されてしまう。
平太郎らは、妖怪出現の謎、そして日本を殺伐とさせる真の要因を突き止められるか?
加藤保憲、妖怪、軍隊、妖怪関係者が入り乱れた、かつてない“大戦争”が始まる!
<解説:杉江松恋>
著訳者プロフィール
目次
廿壱 妖怪探訪家、暗躍す
廿貮 妖怪馬鹿、珍しく深謀を巡らす
廿参 陰陽師作家、秘事を報せる
廿肆 異神の信徒、動揺す
廿伍 妖怪推進委員会、真相の一端を掴む
廿陸 決死隊、魔物の穴に潜る
廿漆 妖怪、大戦争めいたことをする
廿捌 豆腐小僧、いくさを観戦する
廿玖 世界妖怪協会、遂に敵と対峙する
卅 魔人、黄泉路へと還る
解説 杉江松恋