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世界で読み継がれる日本論の金字塔。はじめての完訳版
禅は悟りの修行であり、日本人の文化や生活のあらゆる領域に浸透している。悟りとは、日々の暮らしの経験に新たな意味を発見することだ――。禅を世界に知らしめた大拙が、水墨画、剣術、武士道、俳句、茶道といった日本文化の精髄を英語圏の読者に向けて平明に解き明かした代表作。宮本武蔵、松尾芭蕉、千利休、良寛ら「禅者」たちは、自らの生をいかにして創造的な作品へと変えたのか。原著の改訂のすべてを収めたはじめての完訳版。著訳者プロフィール
●碧海 寿広:1981年、東京生まれ。武蔵野大学教授。近代仏教研究。著書に『仏像と日本人』(中公新書)、『科学化する仏教』(角川選書)、『考える親鸞』(新潮選書)など。
目次
一、禅とは何か
二、日本の芸術文化
三、禅と儒学
四、禅と武士
五、禅と剣術 I
六、禅と剣術 II
七、禅と俳句
せ、禅と茶道 I
九、禅と茶道 II
十、利休と茶人たち
十一、自然愛
付録
訳者解説 (碧海 寿広)
図版一覧
参考文献(英文書籍)