マルクス 資本論 第3巻 シリーズ世界の思想

マルクス 資本論 第3巻 シリーズ世界の思想

3,278円(税込)
発売日2024年01月24日

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  • ISBN コード : 9784047037144
  • サイズ : 四六判 変形 総ページ数: 760ページ
  • 商品寸法(横/縦/束幅): 127 × 190 × 38.0 mm
  • ※総ページ数、商品寸法は実際と異なる場合があります

なぜ金融とプラットフォームばかりが儲かるのか? 儲けの本質を解き明かす

「資本主義的生産は、人間や生きている労働の浪費家である」
『資本論』第1巻の草稿を書き終えたマルクスが次に取り組んだのが、「儲け」のメカニズムに切り込む第3巻だった。産業資本主義が生産し、実現した剰余価値はいかに分配されるのか? 最新の草稿研究によって明快に読み解く解説書の決定版!

不平等の拡大、気候変動対策の停滞、インフレの加速。人々の生活の苦しみが増し、経済システムにたいする批判が高まりつつある今も、資本主義はそのシステムをより強固にしているかに見える。資本家と労働者の間に権力構造が発生するのはなぜか? 現代社会の混沌とした状況を解き明かし、危機を克服するためには、「儲け」のメカニズムを徹底的に分析する第3巻が要となる。マルクスも完成を見ることなくこの世を去った難読の書を明快に解説。

著訳者プロフィール

●佐々木 隆治:1974年生まれ。立教大学経済学部准教授。一橋大学大学院社会学研究科博士課程修了、博士(社会学)。日本MEGA(『新マルクス・エンゲルス全集』)編集委員会編集委員。著書に『マルクス 資本論』(角川選書)、『カール・マルクス‐「資本主義」と闘った社会思想家』(ちくま新書)、『私たちはなぜ働くのか‐マルクスと考える資本と労働の経済学』(旬報社)、共編著書に『マルクスとエコロジー‐資本主義批判としての物質代謝論』(岩佐茂と共編著、堀之内出版)などがある。

目次

はじめに
人と作品
凡例

第一章 剰余価値の利潤への転化、および剰余価値率の利潤率への転化
第二章 利潤の平均利潤への転化
第三章 資本主義的生産の進展における一般的利潤率の傾向的低下の法則
第四章 商品資本および貨幣資本の、商品取扱資本および貨幣取扱資本、あるいは商人資本への転化
第五章 利子と企業利得(産業利潤または商業利潤)とへの利潤の分裂。利子生み資本
第六章 超過利潤の地代への転化
第七章 収入(所得)とその源泉

コラム1 エンゲルスによる『資本論』第三巻の編集
コラム2 MEGAと『資本論』草稿
コラム3 トマ・ピケティの「r>g」と「長期停滞」
コラム4 商業資本の現代的形態
コラム5 ぺレール兄弟と現代の「社会主義者」
コラム6 レント資本主義

『資本論』第二部「資本の流通過程」のまとめ
補論ープラン問題について
あとがきー『資本論』第三部を読むための文献案内
索引
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